2015年09月07日

海岸のシバフタケなど・・

長く雨が降り続いているので海岸のきのこも何か出てきているのではないかと思い、香良洲町の海岸を訪ねてみた。

海岸には台風15号の影響と思われる漂着物が思いのほかたくさん流れ着いていた。おそらく伊勢湾岸の海岸はどこもこんな状態なのだろう。撤去には莫大な労力が必要となる。
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コウボウシバの中からスナジホウライタケが出てきているように見えたが、良く見るとこれはシバフタケのようだ。海浜のコウボウシバやコウボウムギの群落にもシバフタケは生えるようだ。
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期待していたケシボウズなどの発生は確認できず、海浜とはあまり関係のないツノマタタケが埋もれた木材らしきものから発生していた。
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クロマツの老木が多い香良洲公園でも発生しているきのこは非常に少なく、一番目立ったのがこのヒメコガネツルタケだった。
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その他には、このツルタケダマシ?や・・
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コツブタケなどが見られたくらいだった。
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香良洲町から早々に引き揚げて、今度は家の近くの公園に行ってみた。
するとここでもやっぱりシバフタケがたくさん発生していた。
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これはたぶんヒカゲヒメチチタケ
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ハマクサギタマゴタケ(仮)は、ここでもたくさん発生していた。
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ウッドチップのきのこは、なぜかまだ少ない。
キツネノタイマツを撮影したら偶然飛んでいるハエが写っていた。
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ツブカラカサタケらしききのこはまだ頑張っていた。
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別の場所ではアカハテングタケも発生していた。
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良く分からないシロハツの仲間
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アセタケの仲間は3-4種類があちこちに群生していた。
なぜかキツネタケの仲間はまったく発生していない。
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スミレホコリタケと思われる残骸
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これはヘビキノコモドキだろう
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大型のヤマドリタケモドキが1本だけ出ていた。
後ろに写っているのはやっぱりハマクサギタマゴタケ・・
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posted by gajin at 22:59| Comment(0) | きのこ

2015年09月05日

タマゴタケ

もう何年も行っていなかった旧飯南町の山地をバイクで巡ってきた。

タマゴタケは比較的標高の低い林道脇の斜面に出ていた。
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同じような林道脇の雑木林ではテングタケやベニタケの仲間が幾つか発生していた。
これはいわゆるツルタケだろう。
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こちらはやや色が薄いがカバイロツルタケとして良いのだろう。
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松の木が近くにある壁面にはチチアワタケが出ていた。
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標高600m程のコナラやシデを中心とした雑木林は、まだまだきのこの姿は少なかったが、いくつかの興味深い種を見ることができた。
詳しく調べていないが、これはホオベニタケとして良いのだろう。
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クサウラベニタケと思われるきのこも発生してきていた。
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裏がやけに黄色い見たことのないイグチが1か所に出ていた。
もしかしたら、いわゆる「種山菌」かも知れないので1本だけ標本用に持ち帰る。
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半分に割ったところはこんな感じ。青変性はかなりある。
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チョウジチチタケを久しぶりに見た。
乳がキチチタケのように黄色くならず、少しつんとするような芳香がある。傘の色がやや黒っぽのも特徴かも知れない。
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古いタヌキの溜め糞跡にワカフサタケの仲間が出ていた。
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ツエタケの仲間はいつか詳しく調べようと思っているのだが・・、今回もパス・・。
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いつもこの辺りに発生するホウキタケの仲間が出ていた。なかなかきれいな色をしている。
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途中の道路脇にハマクサギタマゴタケ(仮)が傘を広げていた。
この種も意外にたくさんあちこちに分布しているようだ。
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posted by gajin at 23:39| Comment(0) | きのこ

2015年09月03日

またしても雨降り続く・・

いつもの年ならカラカラ天気が続くはずのこの時期になぜか雨が降り続いている。例年より1か月早く秋の長雨の時期がきてしまったようだ。
それに合わせてきのこも出始めているようなので、昨日、久しぶりに関町の観察地を訪ねてみた。

これは、道端で一番最初に出迎えてくれたキイボカサタケ
シロイボカサタケも目に付いたが近づきにくい場所だったので写真はなし。
今度こそはと期待していたソライロタケは発生を確認できなかった。
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もう一つの目的だったニセマツタケは予想どおり発生を始めていた。
あと1週間もすれは傘が開いた姿を見ることができるだろう。
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言っておくが、ニセマツタケは食用的価値はほとんど無いからね・・。

これはたぶんズキンタケ
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そしてこれがアカエノズキンタケだろう。
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コウボウフデの幼菌はもうこれくらいに成長していた。
すでに子嚢を観察するには遅すぎるかも知れない。
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赤土の崖地に白っぽいニセショウロの仲間らしきものが幾つか発生していた。
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古いものはこんな風になっていて、やっぱりニセショウロの仲間だろうと思われた。
しかし、念のため採集してみると非常に硬い肉質で、割ってみるとやっぱりこれもコウボウフデの幼菌だと分かった。
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良く分からないイッポンシメジ属の半菌輪
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砂岩の壁面に発生したハナガサイグチとアケボノアワタケ??
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コビチャニガイグチ
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ブドウニガイグチ??
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ダイダイイグチ
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小型のキヒダタケの仲間
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アカマツの枯れ木に発生したヒメカバイロタケの幼菌とヒカゲヒメチチタケ?
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舗装道路の脇に出ていたアンズタケ
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ベニウスタケはあちこちにたくさん発生していた。
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アンズタケの仲間は、この他にもミキイロウスタケや小型のアンズタケ似(ヒナアンズタケに非ず)2種くらいが見られた。

成長しきったナラタケモドキ
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道端のコテングタケモドキ
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シロオニタケは雨に打たれて刺が落ちてしまったものが多かったが、これはこの朝発生したのかとてもきれいな姿をしていた。
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この他にも、リュウコクヒナベニタケ(仮)や不明のイグチ3種くらいなどなど久しぶりにたくさんのきのこを見ることができた。やっぱり雨が降り続くときのこがたくさん出てくることを実感・・。

posted by gajin at 18:29| Comment(0) | きのこ

2015年08月15日

ツブカラカサタケ?

しばらくぶりに近所の公園のウッドチップの場所を覗いてみたら、ツブカラカサタケらしききのこが大きな株立ちになって発生していた。

スケールは全然違うが、まるでニオウシメジの株立ちを見るような感じだった。(ニオウシメジは未だ見たことが無いのですが・・)
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ひだや柄の表面は手で触ると直ぐにレモンイエローに変色する。
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その後しばらく放置すると、黄色味はなくなり、傷ついた部分が赤褐色(赤ワイン色)に変色する。
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胞子は、無色、平滑で、サイズは9.0-10.0×6.4-7.2μm。
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縁シスチジアは先端に球形〜細長い形の突起がある。
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触ると直ぐに黄色く変色すること以外はツブカラカサタケの特徴とほぼ一致するのだが、それで良いのだろうか・・?

posted by gajin at 23:10| Comment(0) | きのこ

2015年08月07日

ハチウエキノコ・・

軒下に置いてあるミニトマトの鉢植えからツチスギタケ似のきのこがわらわらと発生してきていた。

近所の公園のウッドチップ上に発生しているハタケキノコ?とよく似た感じだ。
手前にぼんやり写っているスマートなきのこはヒメヒガサヒトヨタケの仲間だろう。
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傘表面に白い菌糸状のささくれが点々と残っているのが特徴的だが、ハタケキノコの図鑑の記載にはそのような記述は見当たらない。
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胞子は明瞭な発芽孔があり、サイズは11×7μm程度。
サイズがやや小型だがこれはハタケキノコの記載とほぼ一致する。
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ひだ断面の写真には縁シスチジアが写っていないが、ひだを横に寝かせると小頭形の縁シスチジアが少数認められる。
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KOHでばらした子実層。担子器は4胞子性だ。
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実質の菌糸には明瞭なクランプが認められる。
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しかし、担子器の基部にはクランプは明瞭に確認できなかった。
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傘表皮は、この状態ではなんだか良く分からない・・。
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検索表に当てはめると、このきのこはやはりハタケキノコ(フミヅキタケ属)に落ちるようだが、傘表面の白点や柄のささくれ具合など、ちょっと腑に落ちない点がある。

posted by gajin at 21:26| Comment(0) | きのこ