2015年07月08日

雨降り続けばきのこ爆生する・・

今日は小雨の降る中、2回目の湿地の手入れを行った。
先月の草刈りから思ったほど草は伸びておらず、午前中には全て作業が終わってしまった。

施工前の重要な湿地(08:03)
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そして、施工後の状況(11:16)
かなり強めに刈り込んでいるように見えるが、実際には10cmくらいの高さで刈っている。
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湿地ではコキンバイザサが可憐な黄色い花を開いていた。
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それにしても、気にかかるのは、この雨の中でもきのこが大発生してきていることだ。
湿地の隣にある道路脇のクヌギの周りにはハマクサギタマゴタケ(仮)が大きな傘を広げている。
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先日、オキナクサハツを採集した場所はいつの間にかオキナクサハツの大群生地となっていた。
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そこにまぎれるように生えていたのはクリイロイグチだろう。
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昨年までキツネタケやアシナガトマヤタケ、ヒカゲヒメチチタケなどがたくさん生えていた場所にニオイワチチタケが大量に発生していた。
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真っ白なカレエダタケの仲間が見事な列を作って発生していた。
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同じような場所にキチャハツもたくさん発生していた。
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これはツギハギハツだろうか?
これも同じような場所に発生していた。
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キチャハツとツギハギハツ?を持ち帰って胞子を比較してみた。
右がキチャハツで左がツギハギハツ?
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驚くほど似ているのに驚く!
胞子を見たらツギハギハツか全く見当はずれか分かるかと思ったが・・、やっぱりさっぱりわからない。

真っ赤っかなアカヤマタケの仲間も1か所に群生していた。
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コナラを植えた道端にひときわ大きなテングタケの仲間が出ていた。
よく見るとウスキテングタケのようだが、こんな大きなウスキテングタケは初めて見る。
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別の場所では、これもかなり大型のツルタケらしききのこが出ていた。
土中のやや深いところから発生しており、柄に少しだんだら模様がある。ひだの縁部も褐色に縁どられていることからオオツルタケとして良いのだろう。
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ウッドチップにもいろいろ出ていたが、書ききれないのでまた今度にする。

それにしても、この雨はいつになったら止むのだろう?
畑の草取りができないままどんどん大きくなってきているのが気にかかる・・。


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2015年06月30日

オキナクサハツ

雨の合間を縫って、またふらっと近所の農業公園を1周してきた。

ウッドチップを撒いた場所にオリーブサカズキタケらしききのこが群生していた。
オリーブサカズキタケといえば、比較的細い落枝に発生しているものしか見たことがなかったので、ウッドチップから発生しているのには目を疑った。でも、やっぱりどう見てもオリーブサカズキタケみたいだ・・。
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ため池堰堤の南向き斜面にはハマクサギタマゴタケ(仮)がまばらな菌輪を描いて発生していた。
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道を挟んで反対側にはクサハツの仲間が発生していた。
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ひっくり返してみると柄に褐色の粒点があり、ひだにも褐色の縁取りがる。
オキナクサハツで間違いないだろう。
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オキナクサハツの翼のある胞子を見るため持ち帰る。

カバーグラスに落下させた胞子をメルツアー試薬で染色し、油浸100倍の対物レンズで拡大すると、予想どおりの美しい姿を見せてくれた。
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念のため、ひだ断面も観察してみる。
濃色の側シスチジアと思われる細胞が数多くみられる。縁部は、褐色の色素を持った球形細胞が数多く集まっているように見える。
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例によってフロキシンで着色し、KOHでふやかし押しつぶした子実層
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側シスチジアと思しき細胞は先端に突起があり、細長いゴム風船のような形をしている。
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2015年06月23日

スナジホウライタケ

今日は、みえ・菌輪の会の行事で、例年火曜日に実施している「きのこ探偵団・垂坂」に参加してきた。

平日の観察会なので、参加者はほぼリタイア組ばかり・・?
オオヒメノカサ近縁種の群生を前に、やれ、ウバノカサだの、オオムカシオトメノカサだのとはやし立てる・・。
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ここでは初めて確認できたクロキツネタケ
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アセタケの仲間も3-4種類が数多く発生していた。
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本日の採集品
大型のイグチやテングタケの仲間の発生はまだ少なかったが、ベニタケ科(キチャハツが多かった)やキツネタケ属などを中心に40種ほどのきのこが採集・確認できた。
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その帰り道、津市河芸町の海岸に寄ってみた。
海浜は意外に乾燥しており、きのこの姿はほとんど見られなかった。
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海浜ではコウボウムギやバマボウフウがたくさん実を付けていた。
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堤防に近い方のチガヤススキやコウボウムギの根元にスナジホウライタケが発生しているのが確認できた。
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何度見ても不思議だが、スナジホウライタケは生きたチガヤススキ(左)やコウボウムギ(右)などの茎から直接子実体が発生している。
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2015年06月19日

きのこ大爆発の予感・・

夕方、急に思い立って、また近所の農業公園を自転車でひと回りしてきた。

いつもアンズタケが出る場所にアセタケの仲間がぽつぽつと発生していた。
アンズタケの幼菌らしきものも確認できた。
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アンズタケの出るベンチの近くにぱらぱらと出ているのはシバフタケのようだ。
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そのすぐ近くにカバイロツルタケを思わせる傘が出ていた。 ん??
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根元を少し掘ってみると立派なツボがある。
やっぱりこれは本当にカバイロツルタケではないのか!? この場所(というかこの公園)では初見だ。
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ウッドチップの場所に行ってみると、これまた変なものが・・
ひょっとしてカッパツルタケ!?
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これは、ここのウッドチップでは初めて見るきのこかも知れない・・。
幸いにも、今日も採集袋を持っていなかったので持ち帰らずに済んだ。(^^)
今度またじっくりと調べてみよう・・。
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今年4月20日という早い時期にキツネタケが発生していた場所に行ってみると、またキツネタケが発生してきていた。同じようにアセタケの仲間も出てきている。
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これはカレエダタケの仲間?
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ニセショウロの仲間もあちこちで見かけるようになった。
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キツネタケは4月に発生しなかった場所でもあちこちで大発生をしてきている。
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どうもこの週末あたりは、きのこが大爆発しそうな予感がする・・。

posted by gajin at 22:58| Comment(0) | きのこ

2015年06月17日

ヒナベニタケ?

午後、バイクで近場の観察地を幾つか回ってみた。

運動公園内のシイ・カシ林ではベニタケの仲間が少し出ていた。
これは、ドクベニタケに近いような感じだが、傘の色がやや紫色を帯びている。
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採集用の袋などを全く持っていかなかったので、残念ながら(幸い・・)写真のみとなる・・。

こちらは、傘の色が朱色を帯びている。
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コナラやカシを植栽した別の場所に行ってみると、ヘビキノコモドキのようなきのこが発生を始めていた。
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コナラ樹下にはキツネタケの仲間も出ていた。
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コケの中から出ているのはヒナノヒガサだろうか?
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最後にいつもの栗林に行ってみると、ここでもベニタケの仲間が幾つか発生していた。
これは赤味がかなり強いがニオイコベニタケで好いのだろう・・。
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これは、ヒメコガネツルタケの幼菌
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これは、ケショウハツで良いのだろう。
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ヒナベニタケと思われるきのこも丁度良いタイミングで発生していた。
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これだけは、なんとかポケットに入れて持ち帰る。

これは、昨年6月8日に採集したきのこを標本撮影したもの
傘径1-2cmと小型で、ニオイコベニタケのようなカブトムシ臭はない。
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胞子は、類球形で、表面が細かい刺に覆われており、サイズはばらつきが大きい・・というより、8μm程度のもの(大)と6μm程度のもの(小)が2種類あるように思える。
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胞子の形態はヒナベニタケの記載と少し違うように思える。

ひだ断面は、目立ったシスチジア等は見られない。
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子実層の拡大像(フロキシンで染色してKOHで潰している)
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傘表皮の構造(左が上層)
表面は赤色を帯びた細かい菌糸が絡み合って立ち上がっているように見える。
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果たしてこれはヒナベニタケで良いのだろうか?

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2015年06月14日

シイノトモシビタケが大爆発!

例年、この時期に「きのこウォッチングクラブMIE」で実施しているシイノトモシビタケツアーに行ってきた。

現地の海岸沿いのシイ林に足を踏み入れると、今までになく大量のシイノトモシビタケが出迎えてくれた!
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< EOS 6D, SIGMA 15mm FISHEYE, F16 30sec ISO1600 >
残念ながらピントを外してしまっている・・。

今年は5月下旬頃の乾燥が激しくて、27日に偵察に行ったときには既に干からびてしまった子実体が数本しか確認できなかったのだが、先週くらいから梅雨入りして雨もたっぷりと降ったので一斉に発生を始め、ジャストなタイミングとなったのだろう。
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< D5100, SIGMA 17-70mm f=26mm, F16 30sec ISO1600 >

やはりシイノトモシビタケは下から見上げるように撮るのがいちばんきれいだ!
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< D5100, SIGMA 17-70mm f=70mm, F16 30sec ISO1600 >

写真にはとても納まりきらないが、銀河のように幻想的な明かりを堪能することができた。
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< D5100, SIGMA 17-70mm f=21mm, F16 30sec ISO1600 >

posted by gajin at 20:45| Comment(2) | きのこ

2015年06月09日

雨後のウッドチップ

昨日から今日にかけても、たっぷりすぎるくらいの雨が降った。
午後から、雨も止んだので、また例のウッドチップの場所を見に行ってきた。

ウッドチップでは、ヒトヨタケの仲間がほぼ柄だけの無残な姿になって並んでいた。
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すぐ傍では次に発生する幼菌が頭を覗かせていた。
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キツネノタイマツはすっかり色が褪せてしまっているが、意外に長い期間がんばっているものだ。
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これはミドリスギタケ?の幼菌だろう。かなり赤い色をしている。
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ハタケキノコ?も新しいきのこが次々と発生してきていた。
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最後にアカハテングタケの場所を覗いてみると、10本ほどのきのこが新たに傘を開いていた。
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posted by gajin at 21:57| Comment(0) | きのこ

2015年06月06日

新しいカメラ

昨日は久しぶりにたくさんの雨が降った。
雨が降ったからといって急にきのこが発生するわけではないのだが、待ちきれず近所の観察地を巡ってみた。

携帯用カメラとして愛用してきた Nikon 1 J3 と OLYMPUS TG-3 の後継機として新しく導入した Nikon 1 J5 と OLYMPUS TG-4 の実践テストも兼ねて写真を撮ってみた。
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こうやって並べてみると、ボディのサイズは意外にもJ5の方がコンパクトになっているのに驚く。レンズを含めた総重量は、J5が323g、TG-4が247gとなる。

先ず初めに、いつもの神社に行ってみる。

入り口のシイの倒木に、何やら硬質菌の幼菌らしきものが発生していた。
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< TG-4 F2.3 1/30秒 ISO100 >

かなり古くなったカンゾウタケがまだ頑張っていた。
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< J5 F5.6 1/30秒 ISO3200 >
ISO感度をオートに設定していたのでISO3200まで感度が上がってしまったが、目立ったノイズもなくすっきりとした画像だ。J5に比べセンサーが1/4以下と小さいTG-4ではこうはいかないだろう。

シイの倒木からコガネニカワタケらしきものが発生してきていた。
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< TG-4 F2.3 1/15秒 ISO200 >

シイの切り株らしきものに微小な子嚢菌が発生していた。
持ち帰って検鏡してみたが、組織はかなり小さくて、何の仲間か良くわからなかった。
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< TG-4 F2.3 1/13秒 ISO200 >
これくらいの撮影倍率になるとTG-4の独壇場となる。画像が鮮明でないのは手ぶれが入っているからだろう・・。

次に栗畑に行ってみた。

栗の落枝に発生しているのは・・、これが本当のコガネニカワタケだろうか・・??
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< TG-4 F2.3 1/40秒 ISO100 >

昨年発生したものと思われるツチグリが雨に当たってきれいに開いていた。
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< J5 F6.3 1/60秒 ISO1250 >
J5の最大の特徴は、モニターが上下可動式となったこと。これによりローアングルでの撮影が非常にやりやすくなった。

その他にこの栗畑では、出始めて干からびてしまったアセタケ属菌も見られたが写真は撮らなかった。

最後にいつもの農業公園に行ってみると、意外にもアカハテングタケ(タマゴテングタケモドキ)がすでに傘を開いていた。
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< J5 F8 1/200秒 ISO400 >

幼菌も2本ほど発生してきていた。
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< J5 F8 1/125秒 ISO450 >

クヌギの落枝では、まだタマキクラゲが頑張っていた。
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< J5 F8 1/125秒 ISO800 >

ウッドチップを撒いた場所では、新しいキツネノタイマツもいくつか発生していた。
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< J5 F8 1/125秒 ISO640 >
J5の発色は赤色が少し強めに出ているように思える。

すっかり干からびていたハタケキノコ?も昨日の雨で生き返ったようだ。
可動式モニターによりローアングルでの撮影がとても楽になった。しかし、ハエが1匹とまっているのには撮影時には気付かなかった。
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< J5 F8 1/160秒 ISO400 >

ハタケチャダイゴケらしききのこも、この雨で命を吹き返したようだ。
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< TG-4 F2.3 1/50秒 ISO200 >

テングタケ属の散開型のひだ実質を確認したくてアカハテングタケの傘を少し持ち帰ったが、なかなか上手くは見えなかった。
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ひだ実質に空気がたくさん入ってくるため、水中で切片を作ってみたが、やっぱりどこからか空気が入ってくる。おそらく最初から空気が入っているのだろう・・。
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※検鏡写真のひだ切片はコンゴーレッドで染色している。

posted by gajin at 22:03| Comment(2) | きのこ

2015年05月31日

久しぶりの海岸

久しぶりに津市の海岸を歩いてきた。

ここしばらく雨が降っていないカラカラ天気なので、もとよりきのこを期待して行ったわけではない。
海浜に咲くハマヒルガオの写真を撮りたいと思ったからだ。
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フルサイズのEOS6Dにシグマの15mmフィッシュアイレンズを付けて撮っている。対角線で180度の画角があり、地球がとても丸く写る。

ちょっとタイミングが遅かったのか、ハマヒルガオは波打ち際の方にはあまり咲いていなくて、内側の方に少し咲いているといった感じだった。これだとなんだか杉林に咲いているような感じに見えてしまう。
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<EOS6D+15mmフィッシュアイ>

結局、海浜のハマヒルガオという写真は撮れなかった。
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<EOS6D+15mmフィッシュアイ>

ハマヒルガオといえば、先日、菌学会の大会で訪れた沖縄の海浜ではこんなのが咲いていた。
見るからにハマヒルガオとは違う仲間に思えた。調べてみるとグンバイヒルガオという種でサツマイモの仲間のようだ。
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沖縄の海浜は、植生こそこちらと全く違っているが環境はなかなか良さそうだった。実際、地元の人の話ではこの近くの海岸でケシボウズの仲間が採集されているという。
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この海岸にはアオタテハモドキという美しい蝶が飛んでいた!

それにしても、沖縄は植生が全く違う!
何の予備知識も無かったが、これは「アダン」だとすぐに分かった。
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砂浜にはサンゴのかけらがたくさん打ち上げられ、岩場にはソテツまで自生していた。
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posted by gajin at 23:26| Comment(0) | きのこ

2015年05月26日

ベニヒダタケ?

昨日のことになるが、また、近所の公園のウッドチップを確認してきた。

すると、前回は見られなかったベニヒダタケらしききのこが一か所で発生していた。
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持ち帰って検鏡してみた。
ひだ断面を見ると、倒棍棒型の側シスチジアと縁付近には丸い形のシスチジアが見られた。
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子実層をKOHでばらしてみる。
担子器は4胞子性、単子器の基部や菌糸にクランプは確認できなかった。
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胞子は球形に近い卵型で、サイズは6.5×5.5μm程度
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傘表皮は、平行ぎみの菌糸がやや錯綜しており、表面には長楕円形の細胞も見られる。
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ツバナシフミヅキタケはかなり乾燥していたが、これも検鏡のため採集してきた。
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ひだ断面は、目立ったシスチジア等はないように見える。
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しかし、KOHでばらしてフロキシンで染色してみると縁シスチジアらしきものが多数あるようだ。
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子実層をばらしたところ
担子器は4胞子性で、基部にはクランプがあるようだ。
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胞子は発芽孔があり、サイズは10.5×6.5μm程度
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傘表皮は、柵状の細胞が細かく並んでいる。
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キツネノタイマツは、残っていた卵(幼菌)からもほとんど子実体が発生してしまったようだ。ハエが1匹グレバを舐めにきていた。
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ウッドチップの中からカブトムシが1匹顔を覗かせていた。
カブトムシはサナギから成虫になったこの状態でしばらく外に出るのを待っていることが多いようだ。
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posted by gajin at 13:38| Comment(0) | きのこ

2015年05月21日

またしてもウッドチップ

台風7号の吹き返しの風なのか、今日は冷たい北風の吹く一日であった。
それでも昨夜は雷雨があったようなので、近所の公園のウドチップを見に行ってきた。

すでに乾燥してしまっているが、キツネノタイマツが賑やかに発生していた。
これはEOS6Dにシグマの15mmフィッシュアイレンズを付けて撮った写真をトリミングしている。
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普通のレンズで撮影するとこんな感じ(Nikon 1 J3 10-30mm)
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ツバナシフミヅキタケらしききのこは今もだらだらと発生を続けているようだ。
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EOS6D+15mmフィッシュアイレンズで撮影
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Nikon1 J3で撮影
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これはミドリスギタケかその近縁種のようだが、もうかなり古くなっていた。
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ヒトヨタケの仲間がすごい密度で群生していた。
近くには次に出る幼菌が頭を覗かせていた。
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2015年05月09日

ツバナシフミヅキタケ

ここしばらくカラカラの晴天が続いていて、きのこ探しに行く意欲が湧かなかったのだが、久しぶりに近所の公園のウッドチップを覗いてみたら、意外にもツバナシフミヅキタケらしき大型のきのこがわらわらと発生していた。

大きい物は傘径が12〜13cmはあるだろう。
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つばは無く、ひだはオリーブ褐色を帯びている。
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ヒトヨタケの仲間も1箇所に出ていた。乾燥して倒れてしまっているが溶けてはいないようだ。
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なんとキツネノタイマツも3〜4本出ていた。
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ウッドチップ上には、このような巨大な変形菌らしきものも幾つか発生していた。変形菌はよくわからないがマンジュウホコリか何かだろうか・・?
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昨夜からメインパソコンの電源が突然落ちる症状が発生するようになり、遂には電源が入らなくなってしまった。確認したところ、どうやら電源ユニットが故障してしまったようだ。
復旧には電源ユニットの交換という方法もあるのだが、このパソコンも今となればスペックがかなり低くなってしまっているので、この際新しいパソコンに交換することとした。
幸いほとんどのデータはリンクステーション上に保存しているので影響はそれほど無いのだが、最新のメールデータなどをハードディスクから吸い上げなくてはならないし、新しいパソコンのセットアップにはうんざりするような作業をしなければならないだろう・・。
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2015年04月25日

TG-3でキツネノワンを撮る

オリンパスのデジカメTG-3でキツネノワンを撮ってきた。
TG-3は、防水と耐衝撃性に加えてGPSやWi-Fiなど盛りだくさんの機能を備えたカメラだが、最大の売り(私的に)は自動で深度合成をやってくれる機能があることだ。

小さなきのこにこれくらい接近すると、いかに被写界深度の深いコンパクトデジカメといえども、きのこ全体にピントを合わせることは難しい。
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これを深度合成モードで撮影するとこうなる。
カメラが自動的にピントをずらしながら撮影し、その画像を合成してくれるのだ。
左右の植物の葉っぱのまわりなどが少しぼやけた感じになっているが、キツネノワンはけっこうきれいに合成出来ていると思う。
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こちらは、もう少し引いた位置で撮影したもの
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これも同じように深度合成モードで撮影してみたが、かえってバックがうるさいだけの写真になってしまった。それに右上の植物の葉っぱがフレアがかかったようになってしまっている。
深度合成モードを使うのは、被写体にかなり近づいた状態の方が良いようだ。
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良いことずくめのTG-3のように見えるが、使い始めて気付いた最大の欠点は、被写体から10cmの距離で通常モードと顕微鏡モードを切り替えなければならないことだ。きのこの撮影の場合、この距離はよく行き来する距離なので頻繁にモードを切り替えながら撮影しなければならないからだ。
それが、今回新しく発売されるTG-4では、顕微鏡モードで30cmまで撮影が可能となっている。これならほとんどの撮影を顕微鏡モードで済ませることができるだろう。(ほんとうは距離によってモードが自動で切り替わればいちばん良いのだが・・) それに、TG-4では、TG-3で出来なかったRAWモードでの撮影ができるのも大きな魅力となっている。
と言うことで、現在TG-3の購入を検討されているなら迷わず新機種のTG-4を購入されることをお勧めする。かく言う私も、このTG-3はさっさと売り払ってTG-4に乗り換えようと思う。TG-3を使い始めたのは昨年の7月頃からなので、まだ1年も経っていないのだが・・。


キツネノヤリタケの方はまだ若いものが多かった。
こういうきのこはコンパクトデジカメではピント合わせが非常に難しい。
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ここでもLBMに出会ってしまったが、今回はきっぱりと無視することにした。(^^;
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追記
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2015年04月24日

オオシトネタケとフクロシトネタケ

昨日、フクロシトネタケが採集できたので、冷蔵庫に眠っていたフクロシトネタケと比較してみた。

左がオオシトネタケで右がフクロシトネタケ
色の違いはけっこう大きかった。 オオシトネタケがチョコレート色なら、フクロシトネタケはキャラメル色といったところか・・。
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子実層の断面を並べてみた。
これも左がオオシトネタケで右がフクロシトネタケだが、胞子の形以外に大きな差異は無いように見える。
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これはオオシトネタケの子嚢胞子
メルツアーで処理した方は表面の網目模様が縮れているように見えるが、それは個々の胞子による違いかも分からない。
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フクロシトネタケの子嚢胞子は、メルツアーで処理した方もしていない方も表面の模様はほとんど変わらないようだ。
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2015年04月23日

藤原岳登山

新緑の藤原岳に登ってきた。
前回登ったのは2015年なので10年ぶりということになるが、その10年の間に体重は10kg近くも増えてしまっているので、果たして上まで行けるのかどうか心配だったが、なんとか天狗岩辺りまで行って無事戻ってくることができた。

藤原山荘辺りから山頂を望む
雲一つ無いような晴天で、登りは汗だくになるほど暑かったが、頂上付近はとても爽やかで気持ちが良かった。それになんとトイレが新しくなっていた!
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藤原岳は全山石灰岩質の山で、頂上付近など石灰岩愛好家の人が見たら失神しそうなほど素敵な場所だ!
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このような苔むした石灰岩上にはタミケシボウズなんかが出てもおかしくないのではないだろうか?
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頂上付近にはまだ雪が残っている場所があった。
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枯れ木にヒラタケのようなきのこが出ているので近づいてみたら、なんとエノキタケだった。
藤原岳には、このような苔むした木がたくさんあるので、スゴモリダンゴタケなんかも見つかるのではないかと思う。
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別の枯れ木にはヒラタケもちゃんと出ていた。
しかし、こんな時期にエノキタケやらヒラタケを目にするとは夢にも思わなかった。
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天狗岩あたりから御池岳を望む
タネミケシボウズの発生地はその向こう側の斜面になる。
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フクジュソウの花も日陰になるような場所ではまだ見ることができた。
しかし、見たいと思っていたアネモネタマチャワンタケは今回全く目にすることができなかった。
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そして、ついに見つけた!ウロコケシボウズタケのようなもの・・
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・・植物の茎についた虫癭が枯れたものみたい(^^;

登山道の途中の杉林でシトネタケの仲間を見つけた。
スギの倒木らしきものから出ているので、ひょっとしたらフクロシトネタケかも知れないと思って持ち帰った。
色もオオシトネタケに比べると少し明るいような印象だ。
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案の定、帰ってから検鏡してみるとフクロシトネタケの胞子だった。
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メルツアーで染色すると表面の模様が良く分かる。
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10kg近く増えた運動不足の体を持ち上げてくれた道具たち
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今回、足に掛かる負担をなるべく減らすため2本のストックを使った。 mont-bellのストックは、そのために今回調達したものだが、やや華奢に出来ているようでストックを強めに突くとビンビンと震えて使い勝手は極めて悪かった。 女性向けに作られたもののようだが、これでは女性でも使い物にならはないだろう・・。その点、もう20年近く使っているLEKIのストックは、すばらしく使い勝手が良かった。
シューズは、とても履きやすくて滑りにくいので気に入っているのだが、めったに履かないので今日は右足のかかとが少し擦れて痛かった。もう少し厚手の靴下を履くのと、万一のために絆創膏なんかを用意すれば良かっただろう。

posted by gajin at 23:49| Comment(0) | きのこ

2015年04月20日

キツネタケの観察

16日に見つけた農業公園のキツネタケを調べてみた。

キツネタケは思ったほど成長していなかったが、観察できる程度には成熟しているようだったので、検鏡と標本用に数本採集してきた。
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ブラシノキのキツネタケモドキ(?)に比べると柄が太短いように見えるが、発生環境による違いかも分からない。
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このところ、標本撮影は手持ちでかなりいいかげんにやってしまっているが、今年はきちんとした撮影システムを構築したいと思っている。

ひだ断面はブラシノキのキツネタケモドキ(?)とほとんど変わりがないようだ。
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担子器は確かに4胞子性なので、キツネタケで間違いないのだろう。
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胞子は、ブラシノキのキツネタケモドキ(?)と比較するとやや小型だが短いトゲがはっきりとしている。
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2015年04月18日

家の庭にまさかのキツネタケ!

シイタケのほだ木を置いている場所を何気なく覗いてみたらキツネタケのようなものが出ているのに気が付いた。

春のシイタケの発生は既にもう終わっていて、ごく小さなものが少し残っているだけ。
そのほだ木の下辺りにもキツネタケらしききのこが生えているのが見えるだろう。
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やはり、どうみてもキツネタケの仲間に違いない。
サイズは、傘径2cmくらいの小型のものが多いが、大きなものは3-4cmくらいのものがある。
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しかし、なぜこんなところにキツネタケが出ているのか?
小便をするような場所でもないし、樹種もツバキとブラシノキ(中央)があるだけである。
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ひょっとしてブラシノキと関係があるのか・・?
よく見ると、やはりブラシノキの根に絡まるような場所から発生しているものが多いようだ。
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調べてみると、ブラシノキはオーストラリア原産のフトモモ科の植物で、ユーカリなんかとも近縁の植物のようだ。フトモモ科なら外生菌根を作るのでキツネタケが発生してもおかしくはないのだろう。

ひだの断面を見ると目立ったシスチジアのような細胞は無いようだ。
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担子器は2胞子性
既知の種に当てはめるならばキツネタケモドキということになるだろう。
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しかし、胞子を確認すると、キツネタケモドキにしては表面のトゲが小さすぎるのではないかという気がする。(勘違いかも知れないが・・)
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これは、キツネタケが地下に潜ったヒドナンギウム(たぶんHydnangium carneum)というきのこ
大阪の公園のユーカリ樹下で採集されたものを3月に貰ってきたものだ。
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地下生化してもキツネタケの色合いをそのまま残しているのが興味深い。

胞子は大型のトゲを持ち非常に美しい姿をしている。
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これは、ユーカリの苗の根にくっついてオーストラリアからやってきたものらしい。

では、我が家のブラシノキのキツネタケモドキ(?)はどうなのだろう・・?
これもやっぱりブラシノキの苗にくっついてやってきたと考えるのが妥当ではないだろうか?
Hydnangiumのようにオーストラリアから直接やってきた可能性は低いと思うが・・。

posted by gajin at 21:43| Comment(2) | きのこ

2015年04月17日

ベニタケが大発生!

午前中、所用で津市に行ったついでに、いつもの公園を散策してきた。

ツブラジイのカンゾウタケはまだ出始めだったが、あと1週間もすれば大きく成長することだろう。
写真を撮っているときには気付かなかったが、カマドウマのような虫が割れ目に潜んでいたようだ。
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何もこんな場所に出なくても・・、という場所にアミガサタケが1本だけ出ていた。
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もう1カ所のアミガサタケは細面の端正な姿を見せてくれた。なぜかここも1本だけだった。
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いつも早い時期にベニタケが発生する大きなクヌギの木の下を見てみたら、そのいつものベニタケが今までになく大発生していた。やや古くなったものから幼菌まで数十本ほどは発生していただろう。
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傘径4-5cm程度の小型のきのこが多いが、大きなものは7-8cmくらいになるものがある。
胞子紋は有色で黄土色
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胞子は表面がとげ状で連絡糸はあまり発達していないようだ。サイズは9×7.5μm程度
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久しぶりに100倍の油浸レンズで観察してみると、やはり細部がよく見える。(^^)
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ひだを切り出してみると、縁シスチジアはほとんど無いようで、側シスチジアも数はごく少ないようだ。
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例によって、子実層をフロキシンで染色しKOHでバラしてみた。
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担子器と測シスチジアらしきものが偶然並んでいた。
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傘表皮は湿らせると粘性があり、表面の構造は分かりづらかった。
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本菌は、発生時期的にカラムラサキハツやカシタケに近い仲間ではないかと思われるが、詳しくはDNA情報を含めた詳しい検討が必要になるだろう。

★昨日の記事に追記(アセタケ属とワカフサタケ属の観察)をしたので見てやってください。
posted by gajin at 21:07| Comment(0) | きのこ

2015年04月16日

はやキツネタケが・・

午前中農作業をしていたら、畑の片隅にこんなきのこが生えていた。
ミイノモミウラモドキのように見えるが、どうだろうか・・
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胞子を見ると、イッポンシメジ属には違いないがミイノモミウラモドキの胞子とは少し違うように思える。
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午後からは近所の農業公園を散策してみた。

例のウッドチップの場所に行ってみると、ハタケキノコらしききのこの群生が新しく幾つか出来ていた。
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その近くにベニタケを連想させる大型のきのこが発生していた。
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よく見ると、これも先日見かけたコザラミノシメジと同じもののようだ。
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胞子を確認するとやはり「ザラ実」に間違いない。
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さらにメルツアー試薬を加えると胞子盤が明瞭に確認できた。
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しかし・・、これはほんとうにコザラミノシメジで良いのだろうか? 今まで見てきたコザラミノシメジとは随分違うように思えるのだが・・。

ウッドチップ上にはハタケチャダイゴケと思われるきのこも新しく発生してきていた。
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数年くらい前にコナラやアラカシなどを植林した場所に行ってみると、なんともうキツネタケが出始めているではないか!
他の発生場所ではまだ何も出ていないので、この場所だけ異常に早く発生スイッチが入ってしまったようだ。
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その直ぐ傍にはアセタケ属らしききのこも幾つか発生していた。
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コナラ樹下では4月7日に見つけたワカフサタケ属のきのこがまた出ていたので検鏡用に採集してきた。
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池の畔にあるナラガシワの樹下でを探すとColpoma属のきのこを見つけることができた。
このColpoma属の発生のピークは、これから連休明けくらいまでだろうか・・。
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ナラガシワの落枝ではタマキクラゲがまだ頑張っていた。
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記事が長くなってしまったので、アセタケ属とワカフサタケ属の検鏡結果は明日にでも掲載することにしよう・・

追記
posted by gajin at 23:18| Comment(0) | きのこ

2015年04月12日

春は子嚢菌・・

昨日は、「本格的なきのこ探索に出かける・・」などと書いてしまったが、やっぱりこの時期はアミガサタケやカンムリタケなど見栄えのするきのこの発生はごく限られている。
それでまたバカの一つ覚えのように名張市のダム湖に行ってしまった。

アミガサタケは出ているには出ていたが、これともう1本ごく小さな幼菌が見られただけ。
このダム湖周辺のアミガサタケは年々発生量が少なくなっているようだ。
シャグマアミガサタケとテンガイカブリタケは2010年以降発生を確認していない。
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桜吹雪が見頃だったが、空はどんよりと曇っていて写真もなんだかパリッとしていない。

トガリアミガサタケはもうかなり古くなっていたが、なんとか命をつないでいるようだった。
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次もお決まりのギフチョウ観察
名張市のギフチョウ生息地に行ってみると、幸いにも少しだけ薄日の射す天気となったため、2〜3頭の個体が飛翔するのを確認することができた。
この写真は、植栽されたツルニチニチソウで吸蜜する♂と思われる個体
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こちらは、まだ羽化して間もないと思われる♀らしき個体
この場所のギフチョウは個体数が少なく、いつ絶滅してもおかしくないような状況が続いているが、思ったよりもたくましく命をつないでいるようだ。
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最後もお決まりのカンムリタケ観察
カンムリタケの発生地は標高が750mほどあるため、けっこう冷たい風が吹いていた。
発生量はこれも年々少なくなっているようで、この場所も今年は数えるほどしか発生していなかった。
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