2007年07月16日

ウロコの発生時期

昨年11月20日に観察した北勢町のウロコケシボウズタケ発生地を確認してきた。
目が慣れるまでは何もないように思えたが、良く見ると緑の苔の間から顔を覗かせている赤っぽいツブツブ頭が目に付いた。

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まあるいツブツブ頭がと〜っても可愛い!(ちょっと親ばかっぽいかな?)(^^)
この下はコンクリートにうっすらと腐葉土が貯まっている程度で、一体どこに本体の菌糸があるのか不思議でならない。

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2mほど離れた場所でも3個体が発生を始めていた。いちばん右のものだけが良く目立つオレンジ色の頭部をちらっと覗かせていただけで、他のものは落ち葉の下になっていた。この時点では、まだ柄も伸び出していないし、孔口も開いていないが、外皮のツブツブはもう剥離が始まっている。
この一番小さい幼菌だけを採集することにした。担子器などの観察をするには大きくなり過ぎていると思ったが、ダメ元で持ち帰ることにした。(詳しい観察記録はまた後で・・)

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垂直に切り立った擁壁の途中、石垣に溜まった腐葉土から発生している個体もあった。これは既に柄が3〜4cm伸び出しているが、孔口はまだ開いていないようだ。

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昨年11月20日に観察した個体がまだ残っていた。
胞子を飛ばす役目を終えて倒れてしまっているが、1年経ってもかなり形を留めている。

やはりウロコケシボウズタケの発生時期は、6〜7月の梅雨の時期として良いようだ。


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2007年07月12日

雨の合間に

また公園を歩いてみた。
雨の降っている間は、新しいきのこの発生は比較的少ないみたいだが、それでも短時間ではとても見きれないほどのきのこが出ていた。

SDSCN0024.jpg
< F4 1/8.6秒 f=10.1mm ISO200 >
「キノボリヤマドリタケモドキ」と呼びたいようなきのこに出くわした。語呂はあまり良くない。一回口ずさんで、こりゃだめだと思った。

名刺サイズのコンパクトデジカメCOOLPIX S5というのを安くで手に入れた。今日はその試写でもある。S5は既に旧型のデジカメなのだが、現行のS50よりもレンズの接写性能が良さそうに見えたのでこれに決めた。だが、現行機に比べると、絞りが無い(NDフィルターによる減光式)、手ブレ補正機能が無い、ISO感度が低いという三重苦を背負っているような気がする。

SDSCN0028.jpg
< F3.5 1/6.1秒 f=7.7mm ISO200 >
まあるい傘のひび割れ模様がとても美しいアカヤマドリがあった。雨がぽつぽつ当たってきたようたが写真を撮らないわけにはいかない。地面にカメラを固定するようにしてシャッターを押してみた。モニターはかなりの広角度でも見えるので、ローアングルでも比較的撮影はし易いと感じた。

SDSCN0029.jpg
< F4 1/10.4秒 f=10.1mm ISO200 >
このヤグラタケは手持ち撮影である。S5は手ぶれ補正機構は無いが、COOLPIX950などと同じBSS(ベストショットセレクター)は使える。

SDSCN0031.jpg
< F3.0 1/30.5秒 f=5.8mm ISO200 >
ハナビラタケはこの雨で2倍くらいに大きくなったような気がする。
S50の接写性能にはちょっと疑問が残ったが、これくらい引けば、けっこう良質の画像が得られるようだ。やはり携帯のカメラとは比べものにならない。

これを撮影しているとき大粒の雨が降り出したので、一目散に仕事場に逃げ帰った。用心のため傘を持ってきて良かった。
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2007年07月08日

きのことシャープネス

今日は時々薄日が差すような絶好のきのこ撮り日和だった。
地元の行事などがあって遠出は出来なかったので、近くの神社や公園できのこ撮り。相変わらずテングタケ、ベニタケ、イグチの仲間がたくさん発生していた。

D80SC_2089.jpg
< F32 1.8秒 -0.3EV f=38mm ISO200 >
これはコテングタケモドキのようだが、傘縁部の純白のフリフリがとても美しい。
昨日の雨が上がってから傘を開いたのだろう。こんなきれいな状態のものはなかなかお目にかかれない。

D80SC_2093.jpg
< F32 1.0秒 -0.3EV f=45mm ISO200 >
これは、コトヒラシロテングタケと思われる幼菌。
ほとんど落ち葉に埋もれていたものだが、写真を撮る時どの辺りまで根本の土をどければいいのか考えてしまった。でも、傘に付いたゴミはそのままだ。全くゴミなどが付いていないと、こういうツルンとした傘の表面はピントが合っているのかどうか分からなくなってしまうからだ。(もちろん本当は無神経だから・・)

D80SC_2103.jpg
< F8 1/25秒 -0.3EV f=17mm ISO200 >
シロソウメンタケと思われるきのこ。
こういうきのこも、ゴミが付いていなかったらピントが合っているのかどうかさっぱり分からないだろうと思う。

D80SC_2110.jpg
< F32 1/5秒 -0.7EV f=60mm ISO200 >
ヒメコナカブリツルタケのように微細な表面構造を持っているきのこは、とてもシャープに写っているように見えて気持ちが良い。でも、調子に乗ってあまりシャープフィルターをかけすぎると、ふわっとした質感が失われてしまうので気をつけないといけない。

D80SC_2173.jpg
< F29 1/13秒 f=34mm ISO200 >
これはフクロツルタケと思われるきのこ。
一見とてもシャープに見えるのは、左のきのこの傘縁部にある細かい横じわと、右の老菌のひだの白っぽいエッジが強調されているためではないかと思う。

D80SC_2116.jpg
< F22 1/6秒 -0.3EV f=34mm ISO200 >
クロハツモドキを図鑑風に撮ってみた。
細かいクロハツモドキのひだがとてもシャープに見えるが、そのまわりのコケなどはそうでもない感じだ。やはり、何か人間の目にシャープに見えるパターンというものがあるようだ。
レンズの性能とかは、あんまり関係ないみたいだ。
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2007年07月06日

携帯のカメラ

携帯電話に内蔵されているカメラも条件によってはそんなに悪くない。発生状況の記録用などには十分使えるのではないかと思う。
今日は比較的しっかりした容姿のヘビキノコモドキとアカヤマドリを記録した。

VFSH0237.jpg
(ヘビキノコモドキ)

VFSH0239.jpg
(アカヤマドリ)

VFSH0238.jpg
昨日の白いタマゴタケは、傘の中央部が徐々に濃色になりつつある状態だった。
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2007年07月05日

白いタマゴタケ

昼休みの公園歩きが日課のようになってしまった。
今日は、緑の笹の葉の中にひときわ目立つ白い傘を見つけて、一瞬はっとした。

Amanita_sp0236.jpg
タマゴタケを2倍くらいに大きくしたような白いきのこ。卵の大きさがちょうどニワトリの卵くらいある。傘は、始めのうちアイボリー 〜 成長すると薄い茶褐色となり 〜 のち中央部が濃色となる。
シロタマゴタケと呼びたいようなきのこだが、調べてみるとシロタマゴタケ(Amanita ovoidea)とうのはシロテングタケに近い仲間で既に和名が使われているようだ。
写真は携帯のカメラなので冴えない。ポケットに入るような小型のデジカメが欲しいなと思っている。
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2007年07月04日

きのこのピント合成

6月29日に撮影した後ピンぎみの群生ミドリニガイグチの写真であるが、やや手前にピントを合わせた写真が1枚あったので、顕微鏡写真のピント合成の要領で、いちばん手前の傘だけを切り抜いて合成してみた。

D80SC_1851_2.jpg
これで、なんとか見られる写真になったのではないだろうか?
三脚を使ったきのこ撮影の場合、手前の傘にピントを合わせた写真と柄にピントを合わせた写真の2枚くらいを撮っておくと、後でこんな荒技も可能となる。石のように動かない「きのこ」ならではの技である。
右側のきのこの傘に草の葉が掛かっているのは愛嬌というものだ。
緑色の葉ときのこが絡んでいる絵は大好きなので、わざと1本だけ残しているのである。それより、問題なのは、きのこの柄の根本に重なっている枯葉のほう・・。本当は、こういうじゃまものを撮影時にファインダーで確認して取り除かないといけないのだろうが、残念ながらそんな細かい神経を持ち合わせていないのだ・・。
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2007年07月03日

クリイロイグチモドキ

今日また仕事帰りに公園を歩いてみたら、クリイロイグチモドキと思っているイグチに出くわしたので持ち帰ってしまった。

Gyroporus_longicystidiatus1060.jpg
全体にかなりしっかりしたきのこだが、柄は中空のようでふわふわしている。傘表皮はビロード状。

Gyroporus_longicystidiatus1062.jpg
割ってみると、虫食いなどは全くなく、柄はほとんど中空のようになっている。変色性は無い。

Gyroporus_longicystidiatus7783.jpg
これが問題の学名(Gyroporus longicystidiatus)のもとになっている長〜い縁シスチジア。平均数十μくらいの長さがあり、長いものは100μを超える。

Gyroporus_longicystidiatus7779.jpg
胞子はクリイロイグチ属らしく、かなり丸っこい。
その他、菌糸には明瞭なクランプがみられた。
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2007年07月02日

三脚

久しぶりに三脚を使って写真を撮ったので、その使用具合などをちょっとメモしておく。

三脚は、もう20年くらい前から使っているベルボンのMini-Fを使用した。20年くらい前から使っているというと相当使い込んでいるように思われるかも知れないが、ほとんど使用していないので、写真のように新品同様なのである。

D800235.jpg
三脚と付属の雲台の間には小型の自由雲台が2個かましてある。つまり雲台が3個付いた状態である。最初は、雲台が2個付いていたのに間違ってもう1個追加してしまったのが始まりだが、使ってみるとこれがなかなか使いやすかった。写真のように真ん中の自由雲台のヘッドを下の方に向けることができるので、雲台2個の時よりローアングルが可能となり、普通のきのこの撮影だとほとんどこれで対応できると思えるのだ。
難点は、さすがに可動部が多すぎるので、締め付けの悪い部分があると、カメラがずるずる下を向いてしまうことが良くあることだ。ずるずる下がらないまでも、剛性が少なくなっているのでカメラを固定するときに少し上にずらして固定しないと、手を離すと若干カメラが下を向いてしまう。シャッターを切るときのミラーショックによるブレにも注意しなければいけないかも分からない。
シャッターのレリーズにはワイヤレスのリモコンを使用した。(収納ケースがストラップに取り付けてある。)本来はリモートコードを使った方が良いのかも分からないが、リモコンはコードが三脚に絡んだりすることもなく、とても使い心地が良かった。

話は変わるが、先日、Yahoo!のインターネット検定 デジカメエキスパートというのが目に付いたので、いちばん難しい1級に挑戦してみた。結果は50問中45問正解で、あっさり合格してしまった。どの問題が間違っていたのか後で分からないのがちょっと不満であったが、なかなか面白かった。YahooのIDさえあれば誰でも無料で挑戦できるようなので、興味のある人は挑戦してみてはいかがだろうか?
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2007年07月01日

今日もまた・・

ふらふらと、きのこ撮りに出かけてしまった。(^^;

一昨日のボケボケ写真の雪辱戦のつもりで写真を撮りまくったので、さすがに相当疲れてしまった。
でも、めいっぱい絞り込んでピントのきっちり出ている写真を見るのは気分がいい。
撮影に使っているシグマの17-70mmズームレンズは非常に高性能で文句の付けようがないし、使い勝手も全くすばらしい。単焦点のマクロレンズなどに比べると三脚ワークも非常に楽になる。SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO きのこ撮りにはお勧めのレンズだと思う。
↓以下、今日の収穫の一部です。

D80SC_1958.jpg
ドクベニダマシ? < F32 1.0秒 -0.7EV f=70mm ISO200 三脚使用 >

D80SC_1980.jpg
ムラサキヤマドリタケ < F32 1.3秒 +0.7EV f=40mm ISO200 三脚使用 >

D80SC_2018.jpg
ミドリニガイグチ < F29 1/25秒 +0.3EV f=34mm ISO400 三脚使用 >

D80SC_2021.jpg
アイタケ < F22 1/2秒 +0.7EV f=55mm ISO100 三脚使用 >

D80SC_2000.jpg
ハナビラタケ < F22 1/5秒 -1.0EV f=17mm ISO100 三脚使用 >

D80SC_2011.jpg
クモタケ < F32 1.6秒 -0.3EV f=70mm ISO400 三脚使用 >

D80の露出計は、とんでもないオーバーやアンダーの指示を出すことがしょっちゅうある。ときどき不可解な露出補正がしてあるのはそのせいである。ホワイトバランスなどその他の性能には文句がない。露出だけはなんとかして欲しいものだ・・。

D80SC_2061.jpg
町屋海岸 < F8 1/160秒 -0.3EV f=70mm ISO100 手持ち撮影 >

帰りに、三重大学裏の町屋海岸をちょっと歩いてみた。
潮時が良かったのか、海岸は潮干狩りの人たちで賑わっていたが、乾燥ぎみで新しいきのこの発生は見られなかった。
来年の5月31日〜6月1日は、この三重大学で菌学会の年次大会が開催されることとなる。
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2007年06月30日

今日もきのこ撮り

昨日の教訓を生かして、今日はレンズの絞りをもっと絞ってみた。

D80SC_1928.jpg
< F16 2.5秒 f=40mm 三脚使用 >
神社の薄暗い照葉樹林内の斜面に出ていたアワタケと思しききのこ。
最初に、昨日のF11よりも1段絞ったF16で撮影してみたが、手前の傘の縁のぼやけ具合はあまり改善されなかった。

D80SC_1929.jpg
< F32 10秒 f=40mm 三脚使用 >
さらに絞りを2段絞って最小絞りのF32にしてみると、やっときのこの全体にピントが合った状態となった。図鑑に載せるような写真を撮るのであれば、APSサイズのデジカメでもこれくらい絞らないといけないということである。
ところで、あまり絞りを絞りすぎると回折光による影響で画質が低下すると言われているのであるが、この画像を見る限り、そんなに気にする程のことはないようである。ただし、ここまで絞りを絞るとシャッタースピードが非常に長くなってしまうので、三脚の使用は必須となる。

D80SC_1942.jpg
< F5.6 1/50秒 f=17mm ISO200 手持ち撮影 >
このような地面ぎりぎりからのショットでは、手持ち撮影が威力を発揮する。手持ちといっても地面などにカメラを固定しているので手ブレの心配はあまりない。問題はフレーミングとピント合わせであるが、ピントの方は大概カメラのオートフォーカスがうまく合わせてくれる。アングルファインダーを取り付けるとフレーミングは多少やりやすくなるのだが、どうせ地面に膝をつかなければ覗けないのは同じである。それで面倒なのでほとんど使わなくなる。
それよりも、ノーファインダーで撮影する方が面白くて好きだ。適当な角度にカメラを構えてシャッターを押すだけなのだが、昨日のイボテングタケの写真といい、意外と水平が上手く出ているのには驚いてしまう。下手にファインダーなんか覗かない方がいいみたいだ・・。(^^;
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2007年06月29日

もっと絞りを・・

絞らなきゃいかんなあ、と言うのが今日の教訓だった。

あまりにも沢山のきのこが出てきたので、今日はちょっと仕事をサボ・・いやその、休暇をもらって・・、まじめにきのこ撮りをしていたのだ。
D80のAPSサイズの画面だったら、F11くらいに絞れば全体にピントの合った写真が撮れるのではないかと思っていたのだが、的はずれだった。

D80SC_1851.jpg
< F11 1/2秒 f=40mm 三脚使用 >
ミドリニガイグチがこんなにたくさん束生するのは珍しいのだが、そんなことはどうでも良い。
昔、フィルム一眼レフでやっていたように三脚にカメラをがっちり固定してアルミホイルでレフを当てて撮影するというのを久しぶりにやってみたのだが、いちばん手前のきのこの傘がぼやけてしまっていて、ちと見苦しい。

D80SC_1869.jpg
< F8 1/2秒 f=17mm 三脚使用 >
このアカヤマドリは、反対にちょっと前ピンぎみで柄の部分にピントが来ていない。F8と1段絞りを開いているが17mmでもこれほど被写界深度が浅いとは思っていなかった。

D80SC_1905.jpg
< F11 1/6秒 f=70mm 三脚使用 >
この写真でちょうど傘の中心にピントが合っている。倍率が等倍よりも低いので、被写界深度は手前の方が浅い。そのため、中心より後ろ側の傘にはなんとなくピントが合っているが、傘の一番手前側は大きくボケてしまっている。

D80SC_1913.jpg
< F5.6 1/15秒 f=17mm 手持ち撮影 >
これは、手持ち撮影のため絞りをF5.6まで開いてシャッタースピードをかせいでいる。それでも、これくらい引いていれば問題はないようだ。
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2007年06月28日

夏きのこが出てきた!

Amanita_spissacea070627.jpg
仕事場の近くの公園でヤマドリタケモドキが爆発的に発生していた。昨日、昼休みに歩いてみて気が付いたのだが、けっこう古くなった個体も多かったので、もう2〜3日前から発生を始めていた様子である。当然ムラサキヤマドリタケ、ウラグロニガイグチ、ミドリニガイグチといったイグチの仲間も出てきているし、テングタケやベニタケの仲間などの夏のきのこが一斉に出始めてきたようだ。冬虫夏草のクモタケも幾つか発生を始めていた。
良さそうなコショウイグチが見つかったので、家で観察するために仕事帰りにもう一度この公園を一回りしてみた。そうすると昼休みには目に付かなかった面白そうなきのこもまたいろいろ見つかったりして、結局、コショウイグチ、ワカフサタケ属(?)、オニイグチ属、イッポンシメジ属の4種のきのこを持ち帰ってしまった。で、こんな時間まで作業するはめになってしまったのだが、それはそれでとても楽しい時間なのだ・・。

写真は、昼休みと仕事帰りの時間に撮影したヘビキノコモドキの成長の様子である。5時間ちょっとの間にこれだけ成長したのだ。同じ個体なので傘の模様は同じである。どの模様と、どの模様が同じなのか探してみると、若年性アルツハイマーの予防くらいにはなるかもしれない・・。

(持ち帰ったきのこの観察記録はまたあとで・・)
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2007年06月24日

今年もシイノトモシビタケ!

昨日、恒例となっているシイノトモシビタケ詣に行ってきた。
今年は雨が少なくてなかなか見に行く気になれなかったし、クラブの観察会も延び延びとなっているのだが、朝の新聞の記事を見たらもう居ても立ってもいられなくなった・・。
熊野市のシイノトモシビタケの森は、さすがにものすごい湿気で、立っているだけでも汗が流れてくる。シイノトモシビタケは、枯れ木や落ち葉の色に似た地味な色のきのこなので、明るいうちはなかなか見つからなかったが、辺りが闇に包まれると、あちらにもこちらにもぼんやりとした蛍光色の光りが現れる。ある意味これほど見付けやすいきのこはないのだ。

D80SC_1810.jpg
< F8 30秒 ISO400 f=17mm >
カメラをきのこの下の地面に置いて手持ち撮影した。ピントは最短撮影距離のあてずっぽうであるが、まあまあ上手くいった。
やっぱり、この明かりを目当てに虫やナメクジなどがきのこを囓りに集まってきているようである。

D80SC_1807.jpg
< F5.6 30秒 ISO400 f=32mm >
上の写真と同じ切り株を別角度から少し引いて撮影したもの。
左上にコメツキムシのような昆虫の姿が見える。

D80SC_1769.jpg
< F8 1/8秒 ISO200 -0.3EV f=70mm >
タブらしき落枝にヌメリツバタケが出ていた。
ヌメリツバタケは大きなタブの木の枯れ枝から出ているのも見られた。

D80SC_1789.jpg
< F8 1/8秒 ISO200 -1.0EV f=40mm >
樹種不明の切り株から出ているコフキサルノコシカケであるが、大量の茶色い胞子らしき粉を切り株全体に撒き散らしている。果たして、こんな小さなきのこがこんなに大量に胞子を撒き散らすものだろうか??

D80SC_1791.jpg
< F16 1/1.6秒 ISO200 -1.0EV f=70mm >
これは、成長したダイダイガサ。成長すると幼菌時の美しい橙色は薄まって白っぽくなる。

D80SC_1793.jpg
< F3.5 1/15秒 ISO200 -1.3EV f=19mm >
シイノトモシビタケが生える照葉樹の森にはリュウビンタイという大型のシダも見られる。昼間でもけっこう薄暗い森だ。

撮影に使用した機材は、いつものようにNikon D80とSIGMA 17-70mm である。夜間のシイノトモシビタケの撮影には、D80の「長秒時ノイズ低減モード」を使用した。このモードは、撮影後に処理時間が少しかかるが、30秒の露出でもノイズの発生はほとんど見られなかった。
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2007年06月18日

やっぱりピスはうまく使えない・・

土曜日に津市の公園で見かけたイッポンシメジ属らしききのこを迂闊にも持ち帰ってしまったので、ひだの切り出しをやってみたのだが、これがさっぱり上手くいかなかった。
これまでは、いつもガラスの上に乗せたひだを左手の人差し指で押さえて結構器用にスライスしていたのだが、どうも上手くいかないのは最近老眼のせいで細かいものが見えなくなったせいだろうか?それに、そもそもこのイッポンシメジ属のひだ自体、とてもふにゃふにゃして切りにくいことこの上ないのだ。
仕方がないので、最後の切り札(?)キブシのピスを持ち出してみたが・・、出来るのはピスの削りカスばかりで肝心の切片はいったいどこに行ったのやら??
ピスの使い方については、達人のIさんやAさんらの技を間近に見せてもらって指導もしていただいてきたのだが、やっぱりこれは私には上手く使いこなせないようなのだ。

EDSCN7654.jpg
新たにカミソリの刃を定規代わりに使って切片を切り出す方法を開発した。(そんな大げさなことでも無いですが・・) で、その方法で切り出したのがこの画像。なんとかものになる程度の切片がわりと簡単に切り出せる。ほんとうは首の長いボーリングピンのような縁シスチジアが見られるのだが、なかなかその部分をうまく切り出すことは出来なかった。

D80SC_1734.jpg
これが、その問題のイッポンシメジ属。傘の表面がなかなかきれいな色をしている。ミツバツツジの近くのコケの生えた地面に数本輪生していた。顕微鏡で胞子を見て、ああやっぱりイッポンシメジ属だなと思っただけで、種名などはさっぱり何も調べていない。

D80SC_1735.jpg
柄がとても折れやすく、採集しようとしたら簡単に割れるように折れてしまった。右側はやや古くなった個体の裏側。

D80SC_1740.jpg
こんなに古くなったクロハツと思われるきのこもあった。他にもベニタケ科のきのこは古いものが幾つか見られた。

D80SC_1733.jpg
これは古い松の切り株に発生したハナビラタケの幼菌。前日に見たときにはもっと新鮮な状態だったので今日はもっと良い写真が撮れるかと期待していたのだが、天気が良くなってすっかり乾燥してしまったので撮影にも気合いが入らない。それにカラスにも少し突っつかれているようだ。

そもそもこの公園を訪れたのはクルミタケの観察が目的であった。
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2007年05月26日

イヌザクラ

イヌザクラの花を確認するため、また南亦山の遊歩道を歩いてきた。
洞の中にマユハキタケ生やしている木がほんとうにイヌザクラなのかを確認するために、花が咲いているところを確認したかったのだ。前回の4月30日にはまだ開花には早すぎる様子だったが、今回はいろいろ用事ができてしまったこともあって、ちょっと間が空き過ぎてしまった感じだ。開花時期は多少過ぎていても花序くらいは残っているだろうから、それだけでも確認できれば良いと思っていた。
ところがである。イヌザクラと思われる木はすっかり葉を繁らせているのに、いくら目を凝らしてみても花序らしきものが確認できない。どうもイヌザクラの木は、大木の上の方の枝にしか花が付かないのではないかと思われる。しかもそれが20m近くもあろうかと思われる高さなので、白い花が咲いていないと、いくら目を凝らしてもさっぱり何も見えないという感じなのだ。予想以上に手強い相手である。後で拡大して見るために、デジカメで何枚か写真を撮っておいた。

仕方がないので、やっぱりまた石灰岩地のあたりをうろうろしていたら、ケシボウズならぬ大型盤菌を発見!
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こんな風に石灰岩の上に乗った土や、その周りの土の上にも幾つか発生していた。

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一見、オオチャワンタケのような雰囲気だが、こんなところに腐植物がうまっているのだろうか?
成熟していそうな個体を持ち帰って検鏡してみたが、まだ未熟であったので、しばらく冷蔵庫に入れて追培することにした。

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デジカメのの写真を拡大してみた。↓
D80SC_1605_3.jpg
ああ、なんと花序が写っているではないか! 肉眼ではさっぱり何も見えなかったのに、デジカメの威力は全くすばらしい。
花が散った後の花序だと思うのだが、ひょっとするとまだ開花していないのかも分からない。いずれにしても、これはイヌザクラのものにほぼ間違いないようだ。
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2007年05月12日

ダイエットしなくちゃ!

飯高町の山奥に自生するムシトリスミレを見に行ってきた。
もしかしたら今年は開花時期が早まっているのではないかと心配していたが、時期的にはちょうど花の見頃を迎えているようであった。
にもかかわらず、今日の見物人は私ひとりだけのようであった。こんな山の中の自生地を知る人は少ないだろうし、知っていても誰もが簡単に行けるような場所ではない。それにしても誰か一人くらいは見に来ても良さそうなものだが・・。

花はほんとうにスミレのような色をしていてきれいだ。
でも、もちろんスミレの仲間ではなく、葉や茎の表面に分泌している粘着液で飛んでくる小さな虫を捕まえるれっきとした食虫植物なのだ。
D80SC_15390705121221.jpg

このような20m以上もあろうかと思われる垂直の絶壁にくっついている。絶壁の上部はややオーバーハングしており、そこから常に水がしたたり落ちているので、ムシトリスミレの付いている壁面は常時小雨が降っているような状態が保たれている。花に近づいて撮影しようとするとカメラがどんどん水滴で濡れてしまうので長時間の撮影はなかなか難しい。岩は水に溶けている様子もないので、石灰岩質ではないようだ。
D80SC_15530705121232.jpg

ムシトリスミレを見に行くのは2年ぶりであったが、前回に比べても相当体力が弱っていると感じた。そのいちばんの原因はやっぱり体重の増加だろう。山道を歩くには、ひざに負担がかかりすぎてしまうのだ。
3年ちょっと前の4月1日からきっぱりとタバコを止めた。そのせいかどうかは分からないが、その間に体重は10kgも増加してしまったのだ。食事の量を減らすのと、間食を控えようとは思っているのだが、これがなかなか難しい!

ナラタケの仲間、ウラベニガサ、ニガクリタケ、不明種2〜3種
途中で見かけた柔らかいきのこはそれくらいだった。どれもあまり新鮮ではなかったので持ち帰らなかった。
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2007年04月30日

南亦山(みなみまたやま)

マユハキタケが生えるイヌザクラの花を確認するため、南亦山の遊歩道を歩いてきた。

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標高800m〜900m前後の南亦山遊歩道もすでに新緑の季節を迎えていた。アカシデの新芽がほんとうに赤く染まっているのを見て深く納得。

D80SC_1437.jpg
イヌザクラと思われる木は、マユハキタケが出ている木の他にもたくさんあることが分かったが、低い位置にある小枝にやっと若葉が出てきているという状態で、花らしきものは見られなかった。やはり時期が少し早すぎたようだ。

D80SC_1451.jpg
南亦山にもこのような石灰岩地帯が少しある。
となると、やっぱし目が皿のようになってしまうのは、悲しきケシボウズ愛好家の習性だ。

Entoloma_sp1459.jpg
石灰岩地のケシボウズはなかったが、近くでハルシメジを小型にしたようなきのこを発見。
一見アセタケ属のようにも思えたが、持ち帰って検鏡してみると、やはりハルシメジ類にきわめて近い特徴を持ったきのこであることが分かった。顕微鏡写真などは、「画像置き場」にEntoloma sp. として掲載しておいた。

D80SC_1464.jpg
ブナの枯れ枝にヌメリツバタケのようなきのこが出ていた。拡大するとひだに横脈があるようなのでヌメリツバタケモドキの可能性が高い。
乾燥が激しいので柔らかいきのこは見られないかも知れないと思っていたが、朝晩などけっこう湿度があるのだろう。

EDSCN7568.jpg
採集してきたマユハキタケの胞子を1000倍で見てみた。
なかなか複雑な表面模様を持っている。SEMでいちど見てみたいものだ。


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2007年04月21日

あれこれ・・

午前中、飯高町に向けてふらふらと車を走らせていると、なんとも昔懐かしい風景に出会った。
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この美しい棚田のあぜ道などを歩いてみると、なんとも懐かしく心休まる思いがした。つくづく自分はこういう田んぼのある風景の中で育ってきたのだなと思った。
今、自分の家の周りはというと、整然と区画整理された田んぼとコンクリートの排水路があるのみだ。便利な生活と引き替えに失ってしまったものを、この風景は思い出させてくれた。

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家の畑で親父が作っているエンドウを見てちょっと驚いた。
いつからエンドウ豆の花はこんなにきれいな色になったのか? まるでスイートピーの花のようじゃないか・・。
でも、やっぱりこれは食用のエンドウの品種なのだろう。よく見るともう実がけっこう大きくなってきている。
旬の野菜というのも最初のうちは良いのだが、エンドウ豆のように短期間に大量にできてしまう野菜はちょっと困りものである。これから1ヶ月くらいは、朝も昼も晩もエンドウ豆ばかり食べ続けなければならないのだ。

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午後は、玉城町で開催されている友人の写真展を見に行ってきた。
スイスを中心としたヨーロッパアルプスの写真を撮り続けている脇田正氏の山岳写真展も今回で14回目となる。
今年は、フェロートラベルで企画する写真撮影ツアー(F・Gコース)のガイドとして、長年苦労して探してきた絶好の撮影ポイントを案内して回るとのことである。経験豊富で親切丁寧な氏のことであるから、非常に有意義なツアーになることは間違いない。とっておきのヨーロッパアルプスの絶景を見たい撮りたいという方には見逃せないツアーである。
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2007年04月15日

地震

昼過ぎ、伊賀市の山中で地震に遭った。
100mくらい向こうでダンプカーがひっくり返ったようなドシンという衝撃と、木の枝が少し揺れたくらいで、あとは驚いた鳥が2声ほど啼いたくらいだった。山中での地震はこんなものなのだろう。
すぐに家に電話してみたが、幸い家では棚の荷物が落ちることもなく、大した揺れではなかったようだ。

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これらの花はギフチョウが吸蜜に訪れる花だ。
ギフチョウは紫色の花が大好き。
今日はやっと1頭がミツバツツジの花で吸蜜したり、日向ぼっこをしたりしているところを見ることが出来たが、写真に納めることはできかなった。(なので写真は花だけなの・・)

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日当たりの良い若い松林の林縁には、気の早いチチアワタケが出ていた。
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2007年04月08日

藤原岳孫太尾根

藤原岳の南東側尾根にあたる「孫太尾根」を歩いてきた。
恐らく一般の登山道の方は何百人もの登山客でごった返していたと思うが、こちらの方は帰り道で一人すれ違っただけ。藤原岳の懐を独占しているという感じの何とも贅沢な山歩きだった。

写真は標高850mくらいの「草木」周辺のピークから藤原岳を望んだところ。(ここで昼を食べて引き返した。)
孫太尾根は、標高500mくらいから石灰岩ごろごろ地帯となり、ウロコケシボウズ愛好家にとっては天国のような場所だ!
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ヒロハノアマナとヤマシャクヤク
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ミツバベンケイソウ?
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バイケイソウ?
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カタクリ
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と、まあ、非常に自然豊かな場所なのですが、見つけたきのこといえば、モミの落枝についたハナビラダクリオキンらしきものと古くなったマゴジャクシくらい。ウロコケシボウズはやっぱり見つからない。う〜ん、相当ケチボウズだね!
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posted by gajin at 22:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記