海岸の植生にケシボウズの仲間が発生している可能性もあるなと以前から気になっていたので、今日はその探索に行ってきた。
塩竃浜の数百メートルに及ぶ弓形の海岸は基本的に砂利浜だが、内陸側はやや大粒の砂地となりハマゴウなどの植生が広がっている。海岸から打ち上げられる砂で谷が堰き止められて出来た海跡湖にはハマナツメの群落などが見られる。
(塩竃浜全景)

漂着物がいっぱいのハマゴウの群落。どこの海岸でも見られるコウボウムギの仲間は全く見られない。イネ科の植物ではシバの仲間が少し見られるくらいだった。シカやウサギの糞、イノシシの足跡なども見られた。
ケシボウスの仲間が見つかってもおかしくはない環境なのだが、それらしきものは全く何も見つからなかった。ケシボウズが暮らすには、砂粒が少し大きすぎるのかも知れない。

ハマゴウの後ろ側にはウバメガシの林が広がっている。
林床は砂地で、こちらの方がケシボウズやゲアストラムの生育に適しているように思えるが、ここでも全く何の形跡も見つからなかった。

この海岸を一人で独占していた。
ケシボウズが見つからなくても全然平気。気分は爽快だ!

砂利浜には貝やウニの殻など面白い造形のものがたくさん打ち上げられているので少し集めてみた。

海跡湖の周辺にはハマナツメやスゲの仲間など貴重な植物が多数生育しているという。

峠から海岸に至る道にはヤブツバキの木がとても多い。
日当たりの良い場所ではもうすでに満開となっているようだ。

この度番組で椿を取り扱うことになり、ぜひブログに掲載されているお写真を
お借りできないかと思い、ご連絡させていただきました。
お手数おかけしますが、ご返信頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
塩竃浜の写真かと思ったら椿の写真ですか!?
ずいぶん昔の古い機材で撮影した画像ですが、必要でしたらお使いください。