2007年02月04日

黒トリュフ

東京のレストランから手に入れたという黒トリュフをM2さんに届けていただいた。
ややアルコール系の臭いが鼻につく感じだが、全体には非常に良いトリュフ臭を放っている。
外観及び断面の様子はT.indicumと酷似している。しいて言えば、表面の突起がややなめらかという程度である。
T_melanosporum070204_2.jpg

やはりこれはT.indicumなのだろうと思いながら、子嚢胞子を検鏡してみたら全然違っていた。本場の黒トリュフ T.melanosporumに間違いない!
(×100の画像)
EDSCN7403.jpg

T.indicumの胞子に比べ表面の刺が短く数が多い。胞子のプロポーションもT.indicumに比べやや細長く、先が尖っているように感じられる。
(×200の画像)
EDSCN7380.jpg

(×400の画像)
※これはピントをずらした2枚の画像を合成してある。
EDSCN7384.jpg

このような新鮮な状態のT.melanosporumは、実は初めて見るものだ。
類似種とされるT.brumaleとは、穀皮が剥がれやすくない点と、断面の模様が非常に細かいという点で区別できる。
しかし、melanosporumがこれほどindicumと似通っているとは思わなかった。肉眼での区別はほとんど不可能なように思われる。

フこれは、ランス、スペインあたりの山中でトリュフ犬が探し出したものなのか、或いは栽培品なのかも知れないと想いを馳せて眺めてみた。
ほんとうは標本として残しておきたいところだが、採集地なども分からないので、少しだけサンプルを残しておいて、あとはやはりオムレツにでも入れて食べてみることにしよう・・。(^^)

M2さんからこの黒トリュフの値段について連絡を頂いた。
東京の某レストランから卸値で分けてもらったものだということだが、卸値が185,000円/Kgなので、31gのこれ1個で5,800円ほどとのことである。T.indicumでなくて良かった!
(追記 2007.02.06)
posted by gajin at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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