いつもカンゾウタケが出ていたシイの木は最近の強風で倒れてしまっており、カンゾウタケの姿も見られなかった。
今朝、たまたま目にしたNHKの番組「さわやか自然百景」で流れていた伊勢神宮の森の樹冠を下から眺めた画像が印象に残っていた。同じように撮影してみるとこれがなかなか面白く、古くなった木が倒れてくれない限り新しい木が成長できないことも良く分かる画像となった。カンゾウタケは古くなった木を倒すのに一役買っているのだろうか?

< EOS M3 EF-M11-22mm F5.6 1/100秒 +1.0EV ISO 100 f=11mm >
別のシイの木ではカンゾウタケの幼菌が赤い舌を少し出していた。
薄暗い照葉樹の森では、きのこの発生はまだほとんど無いようだった。

< EOS M3 EF-M11-22mm F5.6 1/50秒 ISO 6400 f=11mm >
このあと、海岸のハマヒルガオが咲いている頃だと思い出し、香良洲町の海岸まで行ってみた。
海岸に行ってみると、案の定ハマヒルガオの花は満開だったが、風がとても強く、しばらく撮影を続けていると波しぶきでカメラのレンズが曇ってくるほどだった。

< EOS M3 EF-M11-22mm F8 1/500秒 ISO 100 f=11mm >
ハマダイコンも花盛りのようで淡い赤紫色の花をたくさん付けていた。

< EOS M3 EF-M11-22mm F8 1/200秒 ISO 100 f=13mm >
ハマボウフウもちょうど花が咲いてきている頃だった。

< EOS M3 EF-M11-22mm F8 1/160秒 ISO 125 f=16mm >
ハマヒルガオは、このように汀線に近い砂地の場所から堤防のコンクリートの隙間までかなりたくましく繁殖している様子だった。

< EOS M3 EF-M11-22mm F8 1/160秒 +0.3EV ISO 100 f=11mm >
あまり期待しないで香良洲公園にも寄ってみたら、なんともう既にイボテングタケらしききのこが発生を始めていた。

< EOS M3 EF-M11-22mm F8 1/60秒 +0.3EV ISO 100 f=11mm >
ツボの部分は見えていないが、このイボの付き方はイボテングタケで間違いないだろう。

< E-M5U LUMIX G MACRO 30mm F5.6 1/160秒 ISO 200 >
近くではショウロもまだまだ発生を続けていた。

< E-M5U LUMIX G MACRO 30mm F6.3 1/160秒 ISO 200 >
クロキツネタケと思われる幼菌も見つかった。
もう少し大きくなったら採集してみたいが・・。

< E-M5U LUMIX G MACRO 30mm F5.6 1/40秒 ISO 200 >
その他にも、もっと古くなったイボテングタケやツルタケらしき幼菌、やや大型のアセタケの仲間なども見られ、神社の照葉樹林とは打って変わって色々なきのこが発生を始めているようだった。