ため池に張り出したヤマザクラの木はちょうど花の見頃を迎えていた。
淡いピンク色の花と赤い新芽、それと黒い枝が絶妙のコントラストを見せている。

3月に新しく導入したCanon EOS M3 + 11-22mmズームレンズ は恐ろしくシャープな画像を記録してくれる。
何かきのこが出ていまいかと、やや薄暗い林道の入り口を少し歩いて見ると、道端の腐朽木からウラベニガサらしききのこが発生していた。

午後からは三重大学裏の町屋海岸を見に行ってきた。
2013年9月から行われていた堤防改修工事が終わっているはずなので、状況を確認したかったからだ。
現地に行ってみると、堤防は新しく作り替えられ、狭かった堤防道路は2車線の舗装道路となり、さらに幅広の歩道らしきものも立派に整備されていた。
ところが、期待していた駐車スペースはどこにもなく、以前よりも海岸へのアクセスは悪くなってしまっていた。

この海岸の管理者は、なんとかして人を海岸に近づけないようにしたいと考えているようだ。
海岸側は想像以上にひどいことになっていた。
かつてドングりタケの仲間も見られた画面右側にあった松林が完全に消失していた。

そしてなぜか海岸側には矢板を打った堤防が撤去されずに残されている。

かつてショウロがたくさん発生していた場所もこんなに掘り起こされてしまっている。

しかし、ショウロ自体は今年かなりの量が発生したようで、このように若い松の周りに古くなったものがたくさん転がっているのが目に付いた。

発生のピークは1-2週間前だったようだが、こんな感じで地上にかなり大量に転がっていた。

もう少し若いものはこんな感じで発生していた。

これなどはまだ食用にできるくらいだ。

今回の堤防改修工事が海浜のきのこに対して致命的なダメージを与えたとは思えないが、車でのアクセスが以前より悪くなってしまったのは何とかしてほしいものだ。
それと、海岸側の矢板は早急に撤去されることを望む。