昨年も頂いたのは3月だったので、やっぱりこのヒドナンギウムの発生時期はこんな早春の頃のようだ。

※この写真は、ピントをずらして撮影した6枚の写真を Photoshop cc で合成したもの。比較的うまくできたな・・。
断面はクルミタケなんかともちょっと似た感じだが、キツネタケの仲間の色合いや質感を強く残している。
地下生化してからまだ日が浅いのではないだろうか(と言っても何万年という単位の話なのだろうが・・)?

※訳あって中心を外して断面を切っているので柄の名残が見えないのが残念だ。
昨年確認できなかった担子器や菌糸のクランプなどを確認するため切片を切り出してみた。
しかし、びっしりと胞子が付着していて子実層の様子は良く分からない。実質の菌糸もはっきりしない。

胞子の少ない場所を探してみても担子器の姿ははっきりしない。

コンゴーレッドで染色して押しつぶしてみると、やっと担子器の姿がとらえられた。二胞子性に間違いない。
しかし、胞子を成熟させた担子器は内容物が抜け出して皮(膜)だけぺしゃんこになっているように見える。

これは、地下生化し胞子を発射する必要がなくなったため担子器内の養分を他に回しているためだと考えられるが、完全に溶けないで皮だけ残っている担子器の様子は、やっぱり地下生化してまだ日が浅いことを感じさせる。
ぺしゃんこの担子器はこちらの画像の方が分かりやすい。
まるでゲゲゲの鬼太郎に出てくる「一反木綿」のよう・・

いくつか切片を作ってみたが、意外に菌糸の確認が出来なかった。
ところどころにこのような細長い菌糸が見られるのだが、隔壁は少なくクランプも確認できなかった。

菌糸のクランプについてはもう少し観察をしないといけないようだ。
これは、コンゴーレッドで染色した胞子だが、相変わらず美しい姿をしていた。

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