ここはかなり広大な面積の海浜植生が広がっているので、くまなく散策するのはなかなか大変だ。

カワラナデシコの後方に見える幾つかの建物は建設中の下水処理施設だ。
当初、県はこの施設を海浜側に作りたかったようだが、それはなんとか阻止されて堤防の内側に建設されることとなった。

この工事の影響を調査するためなのか、海浜植物(ビロードテンツキ?)の育成調査とやらを実施しているようだ。

これがその観測装置らしきもの。風向・風速や地温なんかを観測しているようだ。
この場所のビロードテンツキは、芝生を貼るときのような四角いパッチワークのように植えられているように見える。

1か所でアバタケシボウズタケらしきケシボウズが3個ほど出ていた。
この砂の付着具合からすると、発生してからまだ1か月も経っていないと思われる。

波打ち際には大型のカモメの仲間とカワウらしき鳥がたくさん集まっていた。

帰りに三重大学裏の堤防工事の進捗状況を確認しようと行ってみたが、車ではこの辺りまでしか近づけない。
工事が完了すれば堤防道路が今までより広くなるので、堤防に車を停めての海岸散策がしやすくなるだろうか?

※この写真の場所は、運動公園のような施設が海岸側に張り出している部分だ。
育成調査地域の以前はグランド跡でした。それを希少昆虫のために海浜復元工事してもらいました。RDB2015に記述してあります。 折衝中は本当に実現できるか信じられない状況でしたが行政担当者の理解が得られたことが幸いでした。
そういえばありましたありました。
草野球?ができるようなグラウンドになっていましたね。
あのあとにビロードテンツキなんかを植栽してもらったわけか・・。
植生がどのように変化していくか楽しみですね。
ついでに思い出しましたが、この辺りでいつもゴルフの練習をしている人がいて、危なっかしくて探索ができないことが良くありました。
今度見つけたら警察に通報してやろうと思っていましたが、最近見かけなくなったのはやっぱり誰かが注意してくれたんでしょうね。
あとは、クロマツの植栽を伐採するだけか・・。