運動公園内のシイ・カシ林ではベニタケの仲間が少し出ていた。
これは、ドクベニタケに近いような感じだが、傘の色がやや紫色を帯びている。

採集用の袋などを全く持っていかなかったので、残念ながら(幸い・・)写真のみとなる・・。
こちらは、傘の色が朱色を帯びている。

コナラやカシを植栽した別の場所に行ってみると、ヘビキノコモドキのようなきのこが発生を始めていた。

コナラ樹下にはキツネタケの仲間も出ていた。

コケの中から出ているのはヒナノヒガサだろうか?

最後にいつもの栗林に行ってみると、ここでもベニタケの仲間が幾つか発生していた。
これは赤味がかなり強いがニオイコベニタケで好いのだろう・・。

これは、ヒメコガネツルタケの幼菌

これは、ケショウハツで良いのだろう。

ヒナベニタケと思われるきのこも丁度良いタイミングで発生していた。

これだけは、なんとかポケットに入れて持ち帰る。
これは、昨年6月8日に採集したきのこを標本撮影したもの
傘径1-2cmと小型で、ニオイコベニタケのようなカブトムシ臭はない。

胞子は、類球形で、表面が細かい刺に覆われており、サイズはばらつきが大きい・・というより、8μm程度のもの(大)と6μm程度のもの(小)が2種類あるように思える。

胞子の形態はヒナベニタケの記載と少し違うように思える。
ひだ断面は、目立ったシスチジア等は見られない。

子実層の拡大像(フロキシンで染色してKOHで潰している)

傘表皮の構造(左が上層)
表面は赤色を帯びた細かい菌糸が絡み合って立ち上がっているように見える。

果たしてこれはヒナベニタケで良いのだろうか?