2015年04月25日

TG-3でキツネノワンを撮る

オリンパスのデジカメTG-3でキツネノワンを撮ってきた。
TG-3は、防水と耐衝撃性に加えてGPSやWi-Fiなど盛りだくさんの機能を備えたカメラだが、最大の売り(私的に)は自動で深度合成をやってくれる機能があることだ。

小さなきのこにこれくらい接近すると、いかに被写界深度の深いコンパクトデジカメといえども、きのこ全体にピントを合わせることは難しい。
150425_092035_TG3_P4250007.jpg

これを深度合成モードで撮影するとこうなる。
カメラが自動的にピントをずらしながら撮影し、その画像を合成してくれるのだ。
左右の植物の葉っぱのまわりなどが少しぼやけた感じになっているが、キツネノワンはけっこうきれいに合成出来ていると思う。
150425_092035_TG3_P4250008.jpg

こちらは、もう少し引いた位置で撮影したもの
150425_093054_TG3_P4250025.jpg

これも同じように深度合成モードで撮影してみたが、かえってバックがうるさいだけの写真になってしまった。それに右上の植物の葉っぱがフレアがかかったようになってしまっている。
深度合成モードを使うのは、被写体にかなり近づいた状態の方が良いようだ。
150425_093054_TG3_P4250026.jpg


良いことずくめのTG-3のように見えるが、使い始めて気付いた最大の欠点は、被写体から10cmの距離で通常モードと顕微鏡モードを切り替えなければならないことだ。きのこの撮影の場合、この距離はよく行き来する距離なので頻繁にモードを切り替えながら撮影しなければならないからだ。
それが、今回新しく発売されるTG-4では、顕微鏡モードで30cmまで撮影が可能となっている。これならほとんどの撮影を顕微鏡モードで済ませることができるだろう。(ほんとうは距離によってモードが自動で切り替わればいちばん良いのだが・・) それに、TG-4では、TG-3で出来なかったRAWモードでの撮影ができるのも大きな魅力となっている。
と言うことで、現在TG-3の購入を検討されているなら迷わず新機種のTG-4を購入されることをお勧めする。かく言う私も、このTG-3はさっさと売り払ってTG-4に乗り換えようと思う。TG-3を使い始めたのは昨年の7月頃からなので、まだ1年も経っていないのだが・・。


キツネノヤリタケの方はまだ若いものが多かった。
こういうきのこはコンパクトデジカメではピント合わせが非常に難しい。
150425_092303_TG3_P4250012.jpg

ここでもLBMに出会ってしまったが、今回はきっぱりと無視することにした。(^^;
150425_093834_TG3_P4250043.jpg



【追記】
昆虫写真家の海野和男さんが「小諸日記」に「TG-4が進化した点」としてコメントを書かれている。
やっぱり、顕微鏡モードで30cmまで撮れるようになったのが最大の進化という認識は同じだった。
posted by gajin at 20:37| Comment(0) | きのこ
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