2016年05月17日

クロキツネタケ?など・・

先日のクロキツネタケ?が成長しているのではないかと、香良洲公園にまた行ってきた。

しかし、現地に行ってみると先日撮影した一群はどうも見失ってしまったようで、仕方なく別のものを採集してきた。あれから思ったほどは成長していないようであった。
EM520051x.jpg

ひだ断面はまだ十分に成熟していない感じだ。
X5_IMG_1012.jpg

コンゴーレッドで染色しKOHでばらしてみると、意外にも担子器は4胞子性のものが多かった。
X5_IMG_1022.jpg

胞子画像は例によって深度合成をやってみたが、あまり上手くはいっていない。
X5_IMG_1002x.jpg

クロキツネタケについて本郷次雄博士は、傘がクヌギタケ型で中央部が凹むことは無いことを強調されていたが、それは間違いではなかったのかと思っている。青木図版のクロギンコタケも恐らく同じものではないだろうか・・?
しかし、このきのこは4胞子性の担子器が多いのが気になるところだ。
クロキツネタケについてはもう少し多くの個体を観察してみたいと思っている。

香良洲公園ではツルタケと思しききのこも多数発生していたが、雨上がりのため砂にまみれているものが多かった。
EM520079x.jpg

先日採集しなかったアセタケの仲間は、また新しいきのこが出てきていたので採集し持ち帰った。
160517_105026_EM520095.jpg

この画像からでも柄シスチジアがびっしりと付いていることが伺える。
6D_IMG_2329x.jpg

ひだ断面を見ると、厚膜の縁シスチジアが群生し、同じような厚膜の側シスチジアも散生している。
X5_IMG_0964.jpg

これはコンゴーレッドで染色した子実層の様子
X5_IMG_0968.jpg

胞子はやや角のある長楕円形
X5_IMG_0975.jpg

これらの形態から、このアセタケ属菌はスナジアセタケとして良いのだろう。

このあとクルミタケの発生状況が気になったので津市の公園に行ってみた。
しかし、クルミタケの姿は確認することができなかった。落ち葉を掻けば少しは見つかったかも分からないが、発生数が激減してきているのは間違いないようだ。

代わりに見つかったのは、このショウロの仲間
160517_115638_EM520100.jpg

グレバの断面には白っぽく区画されたような模様があり、ショウロそのものでは無いようだ。
6D_IMG_2305x.jpg

胞子は10μm弱の長楕円形
X5_IMG_0920.jpg

担子丙には8個の胞子を付けるようである。(画像は深度合成をしたもの)
X5_IMG_0939x.jpg

公園のツブラジイの大木にはカンゾウタケの美しい姿が見られた。
160517_113604_EM520097.jpg

大型のベニタケ属も発生していたが採集はしなかった・・(^^;
EM520109x.jpg


posted by gajin at 23:27| Comment(0) | きのこ