2015年09月22日

ルリハツタケ

松阪市内のルリハツタケ発生地2か所を巡ってきた。
最初に行った1か所では残念ながら発生が確認できなかったが、2か所目の場所では幼菌から老菌まで美しい姿を確認することができた。

これはまだ発生してきたばかりの幼菌
濃い瑠璃色がいちばんきれいな頃だ。
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これは柄がすらっと伸びた成菌
乾燥のためか傘に割れ目ができており、幼菌に比べるとやや黄色みが強くなってきている。
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これはもう老菌と言っていいだろう。
傘の色の黄色みがかなり強くなってきており、ナメクジではない何者かに傘を喰われてしまっている。
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幼菌の発生状況はこんな感じ
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このルリハツタケ発生地では、他のきのこはほとんど目に付かなかったが、アケボノドクツルタケが少し発生していた。
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2015年09月10日

ソライロタケ

台風一過、再び関町の観察地を訪ねてみた。
目的は成長したニセマツタケの撮影とその他気になる種の確認。

道端に立っていたハイカグラテングタケと思われる老菌
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ここでは初めて目にするマユハキタケ。やっぱり樹種はタブだった。
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川沿いの倒木に生えたハナビラニカワタケ
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ところで・・
ニセマツタケが見当たらない!
前回、あれほど食用的価値は無いと書いておいたのに・・
誰かに採られたのか、何かの動物に喰われたのか・・。まあ、道端の良く目立つ場所なので仕方ないか・・。

前回ニセショウロの仲間と勘違いした崖地に発生したコウボウフデの卵が、殻を破って柄を伸ばし始めていた。
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これはヒメウグイスイグチだろうか?
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ヌメリコウジタケは相変わらずあちこちにたくさん発生していた。
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これは何アマニタだろう?
小型で汚らしい外観だがちょっと気になる。
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こちらは典型的なテングタケの幼菌だろう。
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ミキイロウスタケは最盛期といった感じで、あちこちに群生していた。
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ニワタケはいつ見てもちょと不気味な感じ・・。
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アケボノアワタケ? やっぱりイグチは良く分からない・・。
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もちろんベニタケも・・。
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最後にソライロタケに出会えたのは嬉しかった!
2本だけだったが、やっぱり去年とほとんど同じ場所に発生していた。
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これはもう1本の方
1週間前には何も出ていなかったので、この1週間の間に発生してきたのだろう。
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2015年09月07日

海岸のシバフタケなど・・

長く雨が降り続いているので海岸のきのこも何か出てきているのではないかと思い、香良洲町の海岸を訪ねてみた。

海岸には台風15号の影響と思われる漂着物が思いのほかたくさん流れ着いていた。おそらく伊勢湾岸の海岸はどこもこんな状態なのだろう。撤去には莫大な労力が必要となる。
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コウボウシバの中からスナジホウライタケが出てきているように見えたが、良く見るとこれはシバフタケのようだ。海浜のコウボウシバやコウボウムギの群落にもシバフタケは生えるようだ。
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期待していたケシボウズなどの発生は確認できず、海浜とはあまり関係のないツノマタタケが埋もれた木材らしきものから発生していた。
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クロマツの老木が多い香良洲公園でも発生しているきのこは非常に少なく、一番目立ったのがこのヒメコガネツルタケだった。
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その他には、このツルタケダマシ?や・・
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コツブタケなどが見られたくらいだった。
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香良洲町から早々に引き揚げて、今度は家の近くの公園に行ってみた。
するとここでもやっぱりシバフタケがたくさん発生していた。
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これはたぶんヒカゲヒメチチタケ
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ハマクサギタマゴタケ(仮)は、ここでもたくさん発生していた。
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ウッドチップのきのこは、なぜかまだ少ない。
キツネノタイマツを撮影したら偶然飛んでいるハエが写っていた。
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ツブカラカサタケらしききのこはまだ頑張っていた。
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別の場所ではアカハテングタケも発生していた。
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良く分からないシロハツの仲間
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アセタケの仲間は3-4種類があちこちに群生していた。
なぜかキツネタケの仲間はまったく発生していない。
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スミレホコリタケと思われる残骸
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これはヘビキノコモドキだろう
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大型のヤマドリタケモドキが1本だけ出ていた。
後ろに写っているのはやっぱりハマクサギタマゴタケ・・
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posted by gajin at 22:59| Comment(3) | きのこ

2015年09月05日

タマゴタケ

もう何年も行っていなかった旧飯南町の山地をバイクで巡ってきた。

タマゴタケは比較的標高の低い林道脇の斜面に出ていた。
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同じような林道脇の雑木林ではテングタケやベニタケの仲間が幾つか発生していた。
これはいわゆるツルタケだろう。
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こちらはやや色が薄いがカバイロツルタケとして良いのだろう。
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松の木が近くにある壁面にはチチアワタケが出ていた。
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標高600m程のコナラやシデを中心とした雑木林は、まだまだきのこの姿は少なかったが、いくつかの興味深い種を見ることができた。
詳しく調べていないが、これはホオベニタケとして良いのだろう。
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クサウラベニタケと思われるきのこも発生してきていた。
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裏がやけに黄色い見たことのないイグチが1か所に出ていた。
もしかしたら、いわゆる「種山菌」かも知れないので1本だけ標本用に持ち帰る。
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半分に割ったところはこんな感じ。青変性はかなりある。
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チョウジチチタケを久しぶりに見た。
乳がキチチタケのように黄色くならず、少しつんとするような芳香がある。傘の色がやや黒っぽのも特徴かも知れない。
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古いタヌキの溜め糞跡にワカフサタケの仲間が出ていた。
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ツエタケの仲間はいつか詳しく調べようと思っているのだが・・、今回もパス・・。
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いつもこの辺りに発生するホウキタケの仲間が出ていた。なかなかきれいな色をしている。
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途中の道路脇にハマクサギタマゴタケ(仮)が傘を広げていた。
この種も意外にたくさんあちこちに分布しているようだ。
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posted by gajin at 23:39| Comment(3) | きのこ

2015年09月03日

またしても雨降り続く・・

いつもの年ならカラカラ天気が続くはずのこの時期になぜか雨が降り続いている。例年より1か月早く秋の長雨の時期がきてしまったようだ。
それに合わせてきのこも出始めているようなので、昨日、久しぶりに関町の観察地を訪ねてみた。

これは、道端で一番最初に出迎えてくれたキイボカサタケ
シロイボカサタケも目に付いたが近づきにくい場所だったので写真はなし。
今度こそはと期待していたソライロタケは発生を確認できなかった。
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もう一つの目的だったニセマツタケは予想どおり発生を始めていた。
あと1週間もすれは傘が開いた姿を見ることができるだろう。
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言っておくが、ニセマツタケは食用的価値はほとんど無いからね・・。

これはたぶんズキンタケ
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そしてこれがアカエノズキンタケだろう。
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コウボウフデの幼菌はもうこれくらいに成長していた。
すでに子嚢を観察するには遅すぎるかも知れない。
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赤土の崖地に白っぽいニセショウロの仲間らしきものが幾つか発生していた。
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古いものはこんな風になっていて、やっぱりニセショウロの仲間だろうと思われた。
しかし、念のため採集してみると非常に硬い肉質で、割ってみるとやっぱりこれもコウボウフデの幼菌だと分かった。
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良く分からないイッポンシメジ属の半菌輪
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砂岩の壁面に発生したハナガサイグチとアケボノアワタケ??
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コビチャニガイグチ
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ブドウニガイグチ??
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ダイダイイグチ
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小型のキヒダタケの仲間
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アカマツの枯れ木に発生したヒメカバイロタケの幼菌とヒカゲヒメチチタケ?
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舗装道路の脇に出ていたアンズタケ
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ベニウスタケはあちこちにたくさん発生していた。
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アンズタケの仲間は、この他にもミキイロウスタケや小型のアンズタケ似(ヒナアンズタケに非ず)2種くらいが見られた。

成長しきったナラタケモドキ
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道端のコテングタケモドキ
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シロオニタケは雨に打たれて刺が落ちてしまったものが多かったが、これはこの朝発生したのかとてもきれいな姿をしていた。
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この他にも、リュウコクヒナベニタケ(仮)や不明のイグチ3種くらいなどなど久しぶりにたくさんのきのこを見ることができた。やっぱり雨が降り続くときのこがたくさん出てくることを実感・・。

posted by gajin at 18:29| Comment(0) | きのこ