前方に少し見えているのは、今年4月から休館となっている国民宿舎だ。
で、先ずはその裏山あたりに攻め入ろうとする探検隊・・

そのあたりで見られたのは・・
クサハツモドキ?

それから、アカヤマタケの仲間

裏山の散策路脇に生えていたヘビキノコモドキ

出ていたらいいなと思っていたソライロタケは今日は見つからなかった。
ちょうど今、Alpova属が発生のピークを迎えていたようで、オオバヤシャブシのある斜面でたくさん発生しているのが見られた。中にはヤシャブシの仲間の無い場所でも見つかった。

良く分からないシロハツの仲間

そしてクロハツモドキらしきのも・・

Alpova属が出ていたのと同じ斜面にショウロの仲間も2種類ほど発生していた。
この写真のものはかなり未熟だったが、もう1種はアカショウロと思われるものだった。
Alpova属もショウロ属も大きくはイグチの仲間だ。

アヤメイグチの仲間らしきものも見つかった。

顕微鏡で胞子を確認すると、マルミノアヤメイグチで間違いないようだった。

さらに探検隊はもう一か所の照葉樹林の方に攻め入った。
照葉樹林では比較的きのこの姿は少なかったが、このきれいなホウキタケの仲間を見ることができた。

これはヤブレベニタケだろうか?

ヌメリコウジタケはあちこちで見かけたが、発生量はそれほど多くはなかった。

これはこの場所で何度も見かけるやや大型のイグチ
ニガイグチ属だろうか??
写真があまり良くないが、うっすらとピンク色を帯びた柄がなかなか美しい種だ。

ちょうど梅雨明けとなった蒸し暑い午後だったが、日陰の散策路は思ったほど暑くはなかった。
写真を掲載した種以外にも実にたくさんのきのこを観察することができて良いストレス発散となった。
しかし、これから梅雨明けとともに正しい夏がやってくれば、見られるきのこの数はぐっと少なくなるのだろうな・・。