2015年04月25日

TG-3でキツネノワンを撮る

オリンパスのデジカメTG-3でキツネノワンを撮ってきた。
TG-3は、防水と耐衝撃性に加えてGPSやWi-Fiなど盛りだくさんの機能を備えたカメラだが、最大の売り(私的に)は自動で深度合成をやってくれる機能があることだ。

小さなきのこにこれくらい接近すると、いかに被写界深度の深いコンパクトデジカメといえども、きのこ全体にピントを合わせることは難しい。
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これを深度合成モードで撮影するとこうなる。
カメラが自動的にピントをずらしながら撮影し、その画像を合成してくれるのだ。
左右の植物の葉っぱのまわりなどが少しぼやけた感じになっているが、キツネノワンはけっこうきれいに合成出来ていると思う。
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こちらは、もう少し引いた位置で撮影したもの
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これも同じように深度合成モードで撮影してみたが、かえってバックがうるさいだけの写真になってしまった。それに右上の植物の葉っぱがフレアがかかったようになってしまっている。
深度合成モードを使うのは、被写体にかなり近づいた状態の方が良いようだ。
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良いことずくめのTG-3のように見えるが、使い始めて気付いた最大の欠点は、被写体から10cmの距離で通常モードと顕微鏡モードを切り替えなければならないことだ。きのこの撮影の場合、この距離はよく行き来する距離なので頻繁にモードを切り替えながら撮影しなければならないからだ。
それが、今回新しく発売されるTG-4では、顕微鏡モードで30cmまで撮影が可能となっている。これならほとんどの撮影を顕微鏡モードで済ませることができるだろう。(ほんとうは距離によってモードが自動で切り替わればいちばん良いのだが・・) それに、TG-4では、TG-3で出来なかったRAWモードでの撮影ができるのも大きな魅力となっている。
と言うことで、現在TG-3の購入を検討されているなら迷わず新機種のTG-4を購入されることをお勧めする。かく言う私も、このTG-3はさっさと売り払ってTG-4に乗り換えようと思う。TG-3を使い始めたのは昨年の7月頃からなので、まだ1年も経っていないのだが・・。


キツネノヤリタケの方はまだ若いものが多かった。
こういうきのこはコンパクトデジカメではピント合わせが非常に難しい。
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ここでもLBMに出会ってしまったが、今回はきっぱりと無視することにした。(^^;
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追記
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2015年04月24日

オオシトネタケとフクロシトネタケ

昨日、フクロシトネタケが採集できたので、冷蔵庫に眠っていたフクロシトネタケと比較してみた。

左がオオシトネタケで右がフクロシトネタケ
色の違いはけっこう大きかった。 オオシトネタケがチョコレート色なら、フクロシトネタケはキャラメル色といったところか・・。
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子実層の断面を並べてみた。
これも左がオオシトネタケで右がフクロシトネタケだが、胞子の形以外に大きな差異は無いように見える。
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これはオオシトネタケの子嚢胞子
メルツアーで処理した方は表面の網目模様が縮れているように見えるが、それは個々の胞子による違いかも分からない。
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フクロシトネタケの子嚢胞子は、メルツアーで処理した方もしていない方も表面の模様はほとんど変わらないようだ。
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2015年04月23日

藤原岳登山

新緑の藤原岳に登ってきた。
前回登ったのは2015年なので10年ぶりということになるが、その10年の間に体重は10kg近くも増えてしまっているので、果たして上まで行けるのかどうか心配だったが、なんとか天狗岩辺りまで行って無事戻ってくることができた。

藤原山荘辺りから山頂を望む
雲一つ無いような晴天で、登りは汗だくになるほど暑かったが、頂上付近はとても爽やかで気持ちが良かった。それになんとトイレが新しくなっていた!
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藤原岳は全山石灰岩質の山で、頂上付近など石灰岩愛好家の人が見たら失神しそうなほど素敵な場所だ!
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このような苔むした石灰岩上にはタミケシボウズなんかが出てもおかしくないのではないだろうか?
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頂上付近にはまだ雪が残っている場所があった。
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枯れ木にヒラタケのようなきのこが出ているので近づいてみたら、なんとエノキタケだった。
藤原岳には、このような苔むした木がたくさんあるので、スゴモリダンゴタケなんかも見つかるのではないかと思う。
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別の枯れ木にはヒラタケもちゃんと出ていた。
しかし、こんな時期にエノキタケやらヒラタケを目にするとは夢にも思わなかった。
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天狗岩あたりから御池岳を望む
タネミケシボウズの発生地はその向こう側の斜面になる。
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フクジュソウの花も日陰になるような場所ではまだ見ることができた。
しかし、見たいと思っていたアネモネタマチャワンタケは今回全く目にすることができなかった。
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そして、ついに見つけた!ウロコケシボウズタケのようなもの・・
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・・植物の茎についた虫癭が枯れたものみたい(^^;

登山道の途中の杉林でシトネタケの仲間を見つけた。
スギの倒木らしきものから出ているので、ひょっとしたらフクロシトネタケかも知れないと思って持ち帰った。
色もオオシトネタケに比べると少し明るいような印象だ。
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案の定、帰ってから検鏡してみるとフクロシトネタケの胞子だった。
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メルツアーで染色すると表面の模様が良く分かる。
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10kg近く増えた運動不足の体を持ち上げてくれた道具たち
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今回、足に掛かる負担をなるべく減らすため2本のストックを使った。 mont-bellのストックは、そのために今回調達したものだが、やや華奢に出来ているようでストックを強めに突くとビンビンと震えて使い勝手は極めて悪かった。 女性向けに作られたもののようだが、これでは女性でも使い物にならはないだろう・・。その点、もう20年近く使っているLEKIのストックは、すばらしく使い勝手が良かった。
シューズは、とても履きやすくて滑りにくいので気に入っているのだが、めったに履かないので今日は右足のかかとが少し擦れて痛かった。もう少し厚手の靴下を履くのと、万一のために絆創膏なんかを用意すれば良かっただろう。

posted by gajin at 23:49| Comment(0) | きのこ

2015年04月20日

キツネタケの観察

16日に見つけた農業公園のキツネタケを調べてみた。

キツネタケは思ったほど成長していなかったが、観察できる程度には成熟しているようだったので、検鏡と標本用に数本採集してきた。
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ブラシノキのキツネタケモドキ(?)に比べると柄が太短いように見えるが、発生環境による違いかも分からない。
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このところ、標本撮影は手持ちでかなりいいかげんにやってしまっているが、今年はきちんとした撮影システムを構築したいと思っている。

ひだ断面はブラシノキのキツネタケモドキ(?)とほとんど変わりがないようだ。
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担子器は確かに4胞子性なので、キツネタケで間違いないのだろう。
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胞子は、ブラシノキのキツネタケモドキ(?)と比較するとやや小型だが短いトゲがはっきりとしている。
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posted by gajin at 20:13| Comment(0) | きのこ

2015年04月18日

家の庭にまさかのキツネタケ!

シイタケのほだ木を置いている場所を何気なく覗いてみたらキツネタケのようなものが出ているのに気が付いた。

春のシイタケの発生は既にもう終わっていて、ごく小さなものが少し残っているだけ。
そのほだ木の下辺りにもキツネタケらしききのこが生えているのが見えるだろう。
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やはり、どうみてもキツネタケの仲間に違いない。
サイズは、傘径2cmくらいの小型のものが多いが、大きなものは3-4cmくらいのものがある。
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しかし、なぜこんなところにキツネタケが出ているのか?
小便をするような場所でもないし、樹種もツバキとブラシノキ(中央)があるだけである。
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ひょっとしてブラシノキと関係があるのか・・?
よく見ると、やはりブラシノキの根に絡まるような場所から発生しているものが多いようだ。
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調べてみると、ブラシノキはオーストラリア原産のフトモモ科の植物で、ユーカリなんかとも近縁の植物のようだ。フトモモ科なら外生菌根を作るのでキツネタケが発生してもおかしくはないのだろう。

ひだの断面を見ると目立ったシスチジアのような細胞は無いようだ。
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担子器は2胞子性
既知の種に当てはめるならばキツネタケモドキということになるだろう。
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しかし、胞子を確認すると、キツネタケモドキにしては表面のトゲが小さすぎるのではないかという気がする。(勘違いかも知れないが・・)
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これは、キツネタケが地下に潜ったヒドナンギウム(たぶんHydnangium carneum)というきのこ
大阪の公園のユーカリ樹下で採集されたものを3月に貰ってきたものだ。
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地下生化してもキツネタケの色合いをそのまま残しているのが興味深い。

胞子は大型のトゲを持ち非常に美しい姿をしている。
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これは、ユーカリの苗の根にくっついてオーストラリアからやってきたものらしい。

では、我が家のブラシノキのキツネタケモドキ(?)はどうなのだろう・・?
これもやっぱりブラシノキの苗にくっついてやってきたと考えるのが妥当ではないだろうか?
Hydnangiumのようにオーストラリアから直接やってきた可能性は低いと思うが・・。

posted by gajin at 21:43| Comment(2) | きのこ

2015年04月17日

ベニタケが大発生!

午前中、所用で津市に行ったついでに、いつもの公園を散策してきた。

ツブラジイのカンゾウタケはまだ出始めだったが、あと1週間もすれば大きく成長することだろう。
写真を撮っているときには気付かなかったが、カマドウマのような虫が割れ目に潜んでいたようだ。
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何もこんな場所に出なくても・・、という場所にアミガサタケが1本だけ出ていた。
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もう1カ所のアミガサタケは細面の端正な姿を見せてくれた。なぜかここも1本だけだった。
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いつも早い時期にベニタケが発生する大きなクヌギの木の下を見てみたら、そのいつものベニタケが今までになく大発生していた。やや古くなったものから幼菌まで数十本ほどは発生していただろう。
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傘径4-5cm程度の小型のきのこが多いが、大きなものは7-8cmくらいになるものがある。
胞子紋は有色で黄土色
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胞子は表面がとげ状で連絡糸はあまり発達していないようだ。サイズは9×7.5μm程度
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久しぶりに100倍の油浸レンズで観察してみると、やはり細部がよく見える。(^^)
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ひだを切り出してみると、縁シスチジアはほとんど無いようで、側シスチジアも数はごく少ないようだ。
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例によって、子実層をフロキシンで染色しKOHでバラしてみた。
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担子器と測シスチジアらしきものが偶然並んでいた。
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傘表皮は湿らせると粘性があり、表面の構造は分かりづらかった。
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本菌は、発生時期的にカラムラサキハツやカシタケに近い仲間ではないかと思われるが、詳しくはDNA情報を含めた詳しい検討が必要になるだろう。

★昨日の記事に追記(アセタケ属とワカフサタケ属の観察)をしたので見てやってください。
posted by gajin at 21:07| Comment(0) | きのこ

2015年04月16日

はやキツネタケが・・

午前中農作業をしていたら、畑の片隅にこんなきのこが生えていた。
ミイノモミウラモドキのように見えるが、どうだろうか・・
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胞子を見ると、イッポンシメジ属には違いないがミイノモミウラモドキの胞子とは少し違うように思える。
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午後からは近所の農業公園を散策してみた。

例のウッドチップの場所に行ってみると、ハタケキノコらしききのこの群生が新しく幾つか出来ていた。
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その近くにベニタケを連想させる大型のきのこが発生していた。
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よく見ると、これも先日見かけたコザラミノシメジと同じもののようだ。
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胞子を確認するとやはり「ザラ実」に間違いない。
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さらにメルツアー試薬を加えると胞子盤が明瞭に確認できた。
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しかし・・、これはほんとうにコザラミノシメジで良いのだろうか? 今まで見てきたコザラミノシメジとは随分違うように思えるのだが・・。

ウッドチップ上にはハタケチャダイゴケと思われるきのこも新しく発生してきていた。
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数年くらい前にコナラやアラカシなどを植林した場所に行ってみると、なんともうキツネタケが出始めているではないか!
他の発生場所ではまだ何も出ていないので、この場所だけ異常に早く発生スイッチが入ってしまったようだ。
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その直ぐ傍にはアセタケ属らしききのこも幾つか発生していた。
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コナラ樹下では4月7日に見つけたワカフサタケ属のきのこがまた出ていたので検鏡用に採集してきた。
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池の畔にあるナラガシワの樹下でを探すとColpoma属のきのこを見つけることができた。
このColpoma属の発生のピークは、これから連休明けくらいまでだろうか・・。
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ナラガシワの落枝ではタマキクラゲがまだ頑張っていた。
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記事が長くなってしまったので、アセタケ属とワカフサタケ属の検鏡結果は明日にでも掲載することにしよう・・

追記
posted by gajin at 23:18| Comment(0) | きのこ

2015年04月15日

志摩の海でサンプリング

今日は朝から日差しがあって思ったより天気が良さそうだったので、気の向くまま志摩の海を訪ねてみた。
以前からやってみたかったプランクトンの採集と、あわよくばアカマツ−ウバメガシ林にこの時期何某かのきのこが出ているのではないかと思ったからである。

途中、伊勢市辺りでは小雨がぱらついていたが、志摩に来てみると先程までの雨が信じられないような好天の空が広がっていた。
英虞湾を望む背の低いアカマツ林では、コバノミツバツツジのピンク色の花が賑やかに咲き揃っていた。
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これだけ雨が降ったにもかかわらず、沿岸林にきのこの姿はほとんど見られなかった。
唯一見られた柔らかいきのこがこのアラゲキクラゲ。ウバメガシらしき枯れ木に何カ所かで発生していた。
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美しい海岸線に見えるが、これは人工的に作られた海水浴場なのだ。
このような海浜や幾つかの入り江で海水を濾し取ってプランクトンを採集した(・・つもり)。
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入道雲まで出る夏のような空が広がったが、風は意外に冷たかった。
この地域で盛んに行われているアオサノリの養殖もそろそろシーズン終盤を迎えているようだ。
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家に帰って、採集してきた(ハズの)プランクトンを検鏡してみると、ゴミばかりでプランクトンらしきものはほとんど採集できていなかったことが分かった。
そう言えば水がバカにきれいすぎるなと一抹の不安がよぎったりしたのだが、時期的にまだ水温が低くてプランクトンが活性化していなかったのだろうか?
時期や場所を変えてもう少し挑戦してみようと思う・・。


9年ほど前の開始当初から手を加えていなかった本ブログのデザインがやけに陳腐化していることに昨日やっと気付いたので、急遽デザインを変更してみた。あと幾つか手直しをしたいのだがスタイルシートのCSSと格闘しなければならないのでもう少し待ってほしい・・。

posted by gajin at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2015年04月12日

春は子嚢菌・・

昨日は、「本格的なきのこ探索に出かける・・」などと書いてしまったが、やっぱりこの時期はアミガサタケやカンムリタケなど見栄えのするきのこの発生はごく限られている。
それでまたバカの一つ覚えのように名張市のダム湖に行ってしまった。

アミガサタケは出ているには出ていたが、これともう1本ごく小さな幼菌が見られただけ。
このダム湖周辺のアミガサタケは年々発生量が少なくなっているようだ。
シャグマアミガサタケとテンガイカブリタケは2010年以降発生を確認していない。
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桜吹雪が見頃だったが、空はどんよりと曇っていて写真もなんだかパリッとしていない。

トガリアミガサタケはもうかなり古くなっていたが、なんとか命をつないでいるようだった。
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次もお決まりのギフチョウ観察
名張市のギフチョウ生息地に行ってみると、幸いにも少しだけ薄日の射す天気となったため、2〜3頭の個体が飛翔するのを確認することができた。
この写真は、植栽されたツルニチニチソウで吸蜜する♂と思われる個体
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こちらは、まだ羽化して間もないと思われる♀らしき個体
この場所のギフチョウは個体数が少なく、いつ絶滅してもおかしくないような状況が続いているが、思ったよりもたくましく命をつないでいるようだ。
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最後もお決まりのカンムリタケ観察
カンムリタケの発生地は標高が750mほどあるため、けっこう冷たい風が吹いていた。
発生量はこれも年々少なくなっているようで、この場所も今年は数えるほどしか発生していなかった。
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2015年04月11日

またもやLBM

ここしばらく梅雨時のような天気が続いていてテンションが上がらなかったが、今日は久しぶりに太陽が姿を現したので、所用の合間を見ていつもの神社に行ってみた。

比較的若い木が多いこの神社のシイ林では、カンゾウタケもまだ出ていない様子で、柔らかいきのこはほとんど目に付かなかった。
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落枝に付いているヒメキクラゲが目に入ったくらい・・。
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神社の脇の崩れかけたため池の土手に茶色い傘がにぎやかに並んでいた。
他にこれといったきのこも無かったので迂闊にもこれを持ち帰ってしまった・・。
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意外にも胞子は紫色がかった色をしており、モエギタケ科などが疑われそうだ。
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ひだ断面を見ると、縁シスチジアがたくさんあるようだが、側シスチジアは無いように見える。
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縁シスチジアは先の細長いフラスコ型をしている。
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担子器は4胞子性で、なかなか端正な姿をしている。
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子実層をよく見ると側シスチジアらしきものが少数ながらあるようだ。
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ひだ実質の菌糸にはクランプがある。
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傘表皮は、表面を非常に細い菌糸が平行に走っているようだ。
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しばらく考えてみたがさっぱり見当が付かない。ああ、やっぱりLBMはいやだ・・。
明日は本格的にきのこ探索に出かけることにしよう。


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2015年04月07日

ウッドチップのきのこ

これまた昨日の話になるが、近所の農業公園を少し探索してみた。

ウッドチップを撒いたクヌギ林の道端にハタケシメジに良く似たきのこが群生していた。
昨年11月にイカタケが発生したポイントのすぐ横だ。
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傘はまるでウラベニガサのようにも見えるし、コザラミノシメジにしては柄がやけに短いように思える。
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胞子をドライで覗いた時点で、やっぱりコザラミノシメジで良かったんだと分かった。
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水封するとこんな感じに見える。
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ひだの断面を40倍で見たもの
尖ったシスチジアらしきものがたくさんあるのが確認できる。
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100倍で見るとシスチジアの形が良く分かる。
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さらに400倍で確認するとシスチジア先端の結晶構造は戻し針のような鋭い構造になっていることがわかる。
しかし、この部分は、新菌類図鑑の記載では「細かい結晶を付着する」としか書かれておらず、検鏡図もザラメ砂糖をまぶしたような図になっている。
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傘表皮は複雑に絡み合った菌糸が平行ぎみに走っており、端部ではほぐれるように立ち上がっているように見える。(右側が上部)
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もう1種ウッドチップ上で目立っていたのがこのきのこ
ウッドチップ上に菌輪を描いて、昨年からずっと出続けているきのこだが、詳しくは調べていなかった。
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胞子はかなり大型で発芽孔が確認できる。
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ひだの断面を40倍で確認すると縁シスチジアらしきものが確認できた。
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さらに100倍で確認すると、縁シスチジアはボーリングのピンのような形をしており、棍棒状の側シスチジアらしきものも確認できる。
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ひだ実質の菌糸には分かりやすいクランプが確認できる。
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傘表皮は絡み合った菌糸が立ち上がるような構造になっているが、端部の構造はこの画像では良く分からない。
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以上の検鏡結果からは、ハタケキノコまたはその近縁種かと思われるのだが、ハタケキノコがこのようなウッドチップ上で盛大に発生するという情報はあまりないようだ。

この他にも、ウッドチップ上にはチャダイゴケの仲間が出ていたし、コナラ樹下ではワカフサタケ属のきのこも見られたのだが、細かく調べるにはとても時間が足りなかった。
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2015年04月05日

ウラベニガサ

昨日のことになるが、晴れていた午前中にシイタケのほだ場を覗いてみた。

ほだ場に行ってみると、シイタケの収穫のピークはもうほとんど終わっているようで、古くなったほだ木からは大型のウラベニガサらしききのこが盛大に発生していた。
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こちらはオオシトネタケらしきものが発生しているほだ木。シイタケ栽培にとってオオシトネタケはけっこうな害菌のようだ。残念ながらまだ十分に成熟はしていない様子だった。
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土に帰りつつあるようなぼろぼろのほだ木からホコリタケの仲間が発生していた。
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シイの木の根本には、すでにカンゾウタケが赤い舌を覗かせていた。
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ウラベニガサのひだは簡単にスライスできるはずと思っていたが、これが大間違い。壊れやすい寒天のように水分を多量に含んでいて、特にひだ実質がすぐにつぶれてしまう。
薄くスライスしようとすると、このように子実層のみが紐のように切れてしまう。しかも曲がってしまう・・
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これは上のプレパラートの一部を400倍で拡大したもの
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傘表皮は錯綜した菌糸が平行に走っており、中間の褐色を帯びた菌糸を挟んでおおまかに3層になっているように見える。(右側が上部)
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今、ちょうどこの辺りの野山は、山桜の薄紅色と落葉樹の浅黄色がとても美しいコントラストを見せている。1年中でいちばん美しい季節だと思う。
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この3月末で38年間勤めた職場を退職し、晴れて自由の身となった。
季節や天候にあわせて時間を自由に使えるというのはほんとうにすばらしいことだ!
しかし、生活の糧となる収入は確実に無くなったわけで、これからがほんとうの「おけら日記」になるのだろう・・。
posted by gajin at 18:14| Comment(5) | TrackBack(0) | きのこ