久しぶりに遠州灘の浜を散策してきた。ほぼ1年ぶりくらいの遠州灘だろうか?
家からは車で3時間ほどの距離だし高速料金も安くなったので、いつでも行けると思っていたのだが・・、実際にはなかなか実行できないでいた。
朝3時起きで家を出発し、夜明けと共にH浜の散策を開始した。
南海上の台風の影響なのか、海は非常に強い波が吹き寄せていたが、浜を歩いている分には強い風もなく、日差しこそ殆ど無かったものの比較的穏やかな天候だった。

早速ドングリタケの仲間が転がっているのを発見。
ドングリタケの仲間は本当に砂の上に転がっているだけなので、風が吹けばどこにでも転がっていきそうなものであるが、不思議と転がっている場所はいつも同じである。

ケシボウズの仲間も、そんなに古くはない個体が広範囲に発生していた。
外観はアバタケシボウズタケと良く似ているように見えるが、ひとまわり小型の別種と思われるもので、アバタケシボウズタケに比べると、頭部がやや平べったく、茶色味が強い(この写真ではなぜか茶色っぽく見えないが・・)。

かつてケシボウズの仲間が大量に発生していたF浜に行ってみると、海浜は大量の砂を被っていた。
10月始めに、ちょうどこの辺りに上陸した台風18号の影響によるものだろう。この状態では、しばらくケシボウズなどの発生は見込めないだろう。

最後に訪れたN浜では、このようなトベラの生えた環境にコフキクロツチガキと思われるものとケシボウズの仲間が散見された。

コフキクロツチガキと思われる菌は、必ずこのトベラの樹下に発生している。トベラの落葉の成分に何か特別なものがあって、それと関係しているのだろうか?
このような海岸性のコフキクロツチガキと内陸に見られるコフキクロツチガキが同じものだろうかという疑問も少し湧いてくる。

ここのケシボウズもH浜のものと同種と思われた。
ただ、H浜でも見られたが、マッチ棒の先ほどのごく小さな個体は、ひょっとすると別種かも分からない。

昼前になって帰ろうとしていたとき、やはりトベラの木の近くでドングリタケのようなものが目に付いた。
良く見るとそれはドングリタケではなく、久しぶりに見るヒメツチグリの仲間だった。湿度によって開いたり閉じたりするツチグリのような外皮を持つ特異なヒメツチグリの仲間だ。
本種は、昨年、坂本晴雄・糟谷大河 両氏により新産種報告されたヒヨリヒメツチグリ(
Geastrum kotlabae)に間違いないだろう。
しばらく見なかったうちにこんな素敵な名前が付いたのだ。
posted by gajin at 18:08|
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